「こだわり」を捨てて、新しい思いで!
大藪谷 死ぬまで汚らわしいままで生きたい! 酒と女と金がすべてのF.カラマーゾフはそう言い切る 実は、明日殺されるのであるが……、まだ55歳なのだが 息子のアレクセイは、「生きる資格」とは何かと考え続 […]
もう秋! 山道を行きながら
西宮・鷲林寺の山の田んぼには、もう米が実っていたし、秋萩も咲き始めていた。それを眺めながら、やはり思い切って山歩きに出かけてよかったと思う。昨日は、禍々しきものに苦しんだ。言われなきクレームや善意への […]
和みと安らぎを得た!
昨日は、何か久しぶりの講座のような気がした。7月10日以来だから45日ぶり、記録的な猛暑があり、地震があり、大雨があり、政治変化があり、戦争は終わらず、暮しにくさは増すばかり、(わたしは学校が夏休み […]
生を享けてよかった!
「生まれてこない方がよかった」と考える反出生主義というのが、日本のサブカルチャーの中に浸透し、哲学ブームの一端を担っているという。(戸谷洋志著『親ガチャの哲学』)これは、「もう死んでもいい!」とか、「 […]
詩:言葉をもっと!
言葉をもっと! やはり気になっていたのだろう、今月初めの旧友の訃報のことが で、近くまで行ったついでに、かれの実家に訪ねて、事情を聞く いやわたしたちも驚いているんです、急なこと […]
がんばれ!
がんばれ! 「がんばれと、誰かに言ってほしかったのかもしれない。」 フリーターしながら大学に通う30歳の山代裕介は、物心ついたときからの本好きで、独自の分析力と解釈に自負があるが、大卒と高卒の社会 […]
言葉は他者か
「自分の口で言えよ!」ならまだわかるが、「自分の言葉で語っていない。」と批判されると、ちょっとわからなくなる。もともと言葉は他者から教えられたものだし、社会的に継承されてきた文化の一形態なのだから、 […]
詩:「体たらく」
「体たらく」 二つの原爆忌、南海トラフ「巨大地震注意」の中、地震が続くからか 経済的破綻の予想や勤務継続の不安、そして老化への心配が重なって どうしようもない、どうすることもできない、わが […]
驟雨のあと
午後から雷鳴と驟雨があり、酷暑の天候に変化の兆しを感じる。来るはずの生徒が休んだこともあって、午後3時ころから芦屋のS夫人宅を訪ねて行き、先日お互いに見にいった映画(『骨なし灯篭』)の感想や、農業や […]
葉月の誓い
先日、高麗先生からのメール(7/30)で、「真の光が現れる時代」を迎えて、「善の神」の導きを得て、「自らの内にある濁りや曇りを自ずと気づき、働きかけ満ちる空間と溶け合って変わっていくしかない。」とあっ […]
山好きの語る山の本 –松永K三蔵作『バリ山行』読書メモ–
なぜ山に行くのか、わざわざ正規の道を外れ、「熟達者向け・危険」のバリエーション・ルートを選ぶのか。万が一遭難して、運よく生還したとしても、決して褒められるものではないし、結局自己満足でしか […]
詩:梅雨前線消滅
梅雨前線消滅 あんなに重々しく列島に頭上に居座っていた前線が消えた 一昨日の海岸の明るい月で、梅雨明けを実感してはいたが まるで天気図が後追いしているよう、ちょっとおもしろい それに […]
“学びレス”
「分数が分からない高校一年生」の世話を頼まれた。いや、わたしは国語の教師ですが、と言いつつも、来るもの拒まず、とにかく面談し、半強制的に5回ほどレッスンをしたのだった。かれは、特段反抗的でもないし、 […]
シリア映画を初めて観て
シリア映画『ダマスカス アレッポ』の最後、絶対、イーサーは地雷を踏むんだ、その不条理の哀しみ象徴するんだと思い込んでいたが、爆発はなかった。もう一つの『ナツメヤシの血』の最後、仲良しの兵士一人くらいは […]
コンサートの後は天ぷら定食
食欲戻ったので、京都駅地下の天ぷら専門店に行き、好物を食し、やっと現実に舞い戻った感覚になる。やはり、「イダキシン・コンサート」は特別だし、究極の救いだし、命を取り戻す場なのだと確信する。 パイプオ […]
“自信喪失“を乗り越えるべく(講座の前に)
ある教室で試験監督していたら、大半の生徒が試験放棄して教室から出て行ってしまい、大騒ぎに。そして、つぎのシーンは校長室。「先生はその任にあらず」と解雇を申し渡される、ところで目が覚めた。教室経営がう […]
猛暑日記
昨日、あまりに疲れたからか、今朝は9時過ぎまで寝てしまう。もう気温が32度もある。汗まみれの衣類を洗濯する。そして、ベランダにしまっておいた扇風機2台を取り出し設置し、大掃除。でも、ほんと […]
詩:梅雨の晴れ間
世界各地で酷暑と大雨が襲うし、日本の梅雨もすっかり様変わりして 降ればすぐに洪水、浸水やがけ崩れ、家屋は水浸しに、橋は崩壊する 熱中症で倒れる人のニューズが続き、備えようのない不安が増幅する 前から思 […]
言葉が光るとき
「これはいい授業!これからに役に立つ勉強だ!」 Sくんが、講座終了後、片付けを手伝ってくれながら、そう言ってくれたのがうれしかった。その言葉が光り輝いて、わたしの憂さを一変に取り除いてくれた。 医学部 […]
“リンゴ・エチュード”
とうとう伝家の宝刀を抜いてしまった。 ➀リンゴをよく知らない人にリンゴを言葉で説明しなさい。 ➁リンゴをよく知っている人にリンゴの話をしなさい。 1回20分で、大学入試の小論文の指導をしてほしいとい […]
詩:五月の終わりに
5月の終わりに 神社の境内に入ったら、ふっくらとした気を感じた もう梅雨かと思うような小雨まじりの曇天だったが で、参拝し、おみくじを引いたら、「1番・大吉」! 身体の中の充実を言い当てられたようで、 […]
「見る」について
見れど飽かぬ吉野の川の常滑(とこなめ)の絶ゆることなくまた還り見む(柿本人麻呂) この歌について、「見る」ことにより、保護霊のあるその地との接触は、すでに行われている、と白川静『初期万葉論』 […]
「入れ歯」ショック
虫歯の治療に通っていて、昨日、とうとう入れ歯になってしまった。以前のように「挿し歯」で済むのかと思いこんで、よく医者の説明を聞いていなかったこともあるが、装着の練習をさせられているうちに、頭が真っ白 […]
無駄な勉強か
本なんか読んで何になる。本の知識をひけらかしても何にもならない。しかし、本を読まないなんてありえない。「ここ何十年、本なんか一冊も読んでませんよ。」と大声でいう人の顔を思わず見てしまった。わたしより […]
言葉を紡ぐ
(過日の応用講座で、「人を当てにしない」ことと「人と良い関係を築く」ことの難しさに思い悩んでいましたが、京都での「高句麗伝説」に参加し、「ここで、こうして生きていけばいいのだ!」という確信のようなもの […]