詩:すはだか
すはだかで人と接して すはだかで人に抱かれて 眠りたし
性に目覚めたころから、性が疎遠になってしまった今も、
この感覚がわたしの存在の原点のような気がする。
顰蹙・嘲笑・批判の風が押し寄せて、
わたしは居る場所をなくしそうになるが、
決して吹き飛ばされずに、やさしい心が残るのだ
不安・心配・困難の毎日がつづくが、
わたしはわたしを新しく生きることができるのだ。
皮膚、はだの存在論をはじめて聞いて、ずっと気になっていた。
「触れられて始まった存在」皮膚感覚の重要さを早春に知り、
自分の皮膚を見つめ、はだかを眺めてばかりいた。
「わが泣く妻、今宵こそ安く肌触れ」(記紀歌謡)と古代から
「はだ・あか」から「はだか」か。「跣」は「はだ・あし」
いつもつややかな肌でありたい、「すはだか」を愛していたい。
