「お家に帰ろう」プロジェクトの朝
いよいよ今日という日を迎えました。「お家に帰ろう」プロジェクトの決行です。それは、突然でした。冬の三鷹の風のホールで、先生のコンサートの休憩時間に起こりました。「お母ちゃんの『お家に帰ろう』プロジェクトやろう」一瞬、何を云っているのかわかりませんでした。ずっと私の書込みを読んでいて気になっていたこと。何だ、自分がやればいいんだと気がついたと話す友人の顔を、驚きで見つめていました。彼女は関西の方だったからです。「今はまだ寒いから暖かくなったらね」この言葉で、私の心に春風が吹きました。2024年10月9日、雨降る朝に慌ただしく特別養護老人ホームに入所して以来、ずっと「家に帰りたい」と云い続けていた母。1年7ヶ月振りに帰る年月の重みを感じる朝です。然も、5月6日は母の誕生日で95歳となりました。昨年の誕生日は母の大好きなフルーツケーキを一緒に食べることも叶わず、施設の方に預けるしかありませんでした。でも今日は、一緒に自宅でHappyBirthdayです。ふと、車でお迎えに行くのであれば母が今まで行っていたスーパーで、いつものように買い物ができたら喜ぶなと思いつき友人に相談しました。「やろうよ。好きな物買って食べればいい」最高です。施設の方に言えば「車椅子での外出も慣れていないから・・・」と、無難に過ごすことを勧められます。受講生の友人、然も介護のプロである彼女と3人で、お買い物ツアー決行です。施設への帰宅時間も、母にとって特別な日ということで特例で遅い時間を認めていただけて、何もかもが感謝の気持ちしかありません。先月の面会時で母に、家に帰ってお誕生日祝いをすること、スーパーでお買い物するけど覚えているかと聞きました。「懐かしいねぇ。あそこは何を食べても美味しいね」と云いました。母は何を選ぶのでしょうか。わくわくします。ケーキを食べたいが故に、気がそぞろになる母の様子が目に浮かびます。今、高句麗伝説をお聴きしながら書込みをしています。「ひとりひとりが覆いを脱ぎ真の光を表せば、ひとりひとりの存在現る」高麗さんの言葉と先生のサックスと音楽が、すべてを表し涙が溢れます。早朝から千葉に向かって車を走らせてくれている友人に感謝いたします。ママさん、大好きなケーキを持って行くよ。お迎え待っていてね。行ってきます。
