詩:12月1日の夕べに
京都でのコンサートや講座が近づいてきた。いつもそうなんだが、身も心も擦り切ってきて、そして、再生することができるパターンだ。(日曜の応用講座には、どうしても行けず、「存在論」だけに参加させてもらいます […]
わが名が……!
先日も、『滑走路』という映画を見て、原作になった、歌人の萩原慎一郎(32歳で自殺)のことを思い、「いじめ」「非正規雇用」という過酷な現実生活の中で、「短歌」を詠み続ける現代人の存在が気になって仕方ない […]
“言葉の投網”にひっかからないように
豊かな感情を“言葉の投網”に引っ掛けてしまい、もがき苦しむ知人を何とか救い出したい。そう思っても、余計なお世話、能力不足の批判があることも承知している。しかし、これも「国語教師」の仕事と考えて、アプロ […]
詩:さびしさ
さびしさ コンビニの前につながれた大きな犬と目が合った きつね色のふわふわの毛と黒い大きな目がかわいい だが、そのときわたしの心には「さびしさ」が滲んできたのだった 愛着は孤独とつながっ […]
会話向上のために
高校生たちと文章の解釈を巡って、意見を出し合い、分かち合い、読みを深める授業は実に楽しいのに、職員室に返ってくると、全くそういう会話がないのが面白くない。教員にかぎらず、大人たちが楽しく会話し、相手と […]
投票をスマフォで!
「民主主義」について、高校生に書かせていたら、一人の生徒が、「投票をスマフォでやれるようにしたら、いいのだと思うが、どうでしょうか。」と言ってくる。わたしが、まずは投票に行くことが民主主義の基本だねと […]
八風の教え
要玄寺川遡行 昨日、少し散歩をしようと思って、家(神戸市東灘区深江)の近くの要玄寺川を上流に向かって歩き出す。国道2号線や東海道本線などに遮られ、たびたび迂回しなければならなかったが、なんと「要玄寺」 […]
詩:万年筆ー丁寧に生きるために
万年筆 【たかが筆記具、しかし、丁寧に字を書き、丁寧に言葉を使い、丁寧に生きるために、 心を致すべきなのだと思う。どうもわたしは、軽率で、雑でいけないのだ。】 秋が深まった昼下がり 神戸 […]
詩:民謡研究家
民謡研究家 秋田の知人から、秋田音頭と西馬音内盆踊りの論考が届いた 流麗優雅な盆踊りのなかで歌われるラップのような音頭の不思議な組み合わせ この地の即興の掛け合いを長年研究してきたわたし […]
「奇蹟」を生きている!
「先生、この頃髪の毛が増えたんと違う?」という声を、二三人の高校生から聞き、半信半疑でいたら、昨日の「死について」で後ろに座ったNさんからも同じことを言われた。なんで、禿のことがそんなに気になるのかと […]
“トカトカトントン”
夜道をトントン歩いて帰る。意外に響かなかったけれど……。太宰治の『トカトカトントン』という作品を思い出す。あの音は、主人公に熱意を覚ます響きのように描かれていたが、キリストが磔にされるときの釘を打つ音 […]
体が軽くなった!
「大いなる愛」を体感させてもらいました。ありがとうございます。一緒に参加した双子の姉妹が、終了後、「とても気落ちよかった!何にか体が軽くなりました!」と言ってくれたのもうれしかった。みんな重い荷物を背 […]
月光に支えられて
斎藤幸平『人新生の「資本論」』を読み終え、映画『罪の声』を見る。マルクスが成長路線から「脱成長コミュニズム」に変容していたことを初めて知り、「SDGs」は麻薬だ、という筆者の主張に共感する。「労働」そ […]
もっと力をつけねば!
現金なもので、新宿の高句麗伝説が完売になったと聞いて、自分の行動がまちがっていなかったことを証明されたみたいでうれしい。販売に携わった人の誠意と努力に与えられるもの大です。ありがとうございます。 海洋 […]
コンサート参加
とても金銭的余裕がないだろうと思っていた双子の姉妹が、11月3日の京都のコンサートに行くと言う! 君たちに必要なことは、怖がらずに出ていくことと、未知なものにも挑戦する勇気を持つことだよ、ずっと言い続 […]
詩:「考える」
「考える」 よく考えて行動すべきだというが、具体的にはどういうことなのか いったい、「考える」と「思う」とは、どう違うのだろうか ある浪人生は、「考える」ことと「悩む」ことが一緒になって […]
一隅を照らして
昨日、神戸市灘区のガード下の倉庫で行われている歌の集いに参加してきた。70年代からのフォーク仲間の一人が、体制や流行におもねない、自作の弾き語りにこだわって、月一回開催している小さな集いである。懐かし […]
断られても……!
ある人に、イダキコンサートを誘うメッセージを送ったら、「ユーチューブで見たが、あまり心惹かれず。今回は見合わす。」とのメールが届いた。その人に限らず、わたしの「国語塾」に参加するほどの人だから、それほ […]
新鮮な意志
朝、ついつい二度寝をしてしまって、悪夢にうなされ、気持ちが落ち込んでしまった。しかし、下記のような詩を書いてみて、自分を立て直すことができた。そして、良いことがあった。家庭内暴力から引きこもりになって […]
「望み」
二年ぶりだろうか、映画を見にいく。雫井脩介の小説が原作の『望み』という映画。少年殺人事件と家族の、それぞれの「望み」を描いて、「世間」で生きている人間の悲しみを表現した秀作だ。わたしの好きな所沢と思わ […]
「言葉にして、夢に近づく」
夕刊に、森崎うぃんという若い俳優が、そう言っている記事があった。「やっぱり言ってみるののですね。」とも。「あの人は口先ばっかり!」「口ではどうとでも言える。」などと、意外に「言葉化」は軽視される。子ど […]
“公の場”だから
このサロンは、だれが読むかわからない公の場だから、私事や個人的苦悩を書くのはいかがなものだろうか、と言う人がいたので、ちょっと違うのではないかと思った。確かに、悩みの告白、苦悩の宣伝がいいわけはないが […]
「バージョンアップ」
ずいぶん前にとにかく『存在と時間』Ⅰ~Ⅱ(中公クラシックス)は買ってきて、Ⅰの途中までは読んだのだが、難しくて、つまらなくて、挫折していた。(解説本はたくさん読んだが……。)そうしたら、昨夜の存在論で […]
死ぬまでに
「ホモ・サピエンスは滅びない!」――まるで初めて地動説を聞いたような思いだった。「死にたい」を連発する人に、どう言ってやればいいのか、をお尋ねしようかと思っていたことも、吹っ飛んでしまった。そして、な […]
lam released.
コンサート・ホールを出ると、澄んだ夜空に金星が光り輝き、煌々と明るい満月が望まれた。そばにいたKさんが、「琵琶湖の月は光の道が見えます。」と言うので、ずいぶんうらやましく思えた。前日の応用講座から「新 […]