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軽率さ


ワクチン接種でワクワク!――なんと軽薄なことと自分でも思う。近くの医院で予約していたが、”供給不足”でキャンセルになったと知らせが入り、兵庫区にある大規模接種会場(サッカースタジアム)に取り直し、急遽、今日行くことになったのだ。モデルナのワクチンだし、あまり打ちたくもないし、打たねばとも思わなかったが、「集団接種」という未体験、しかも、言ったこともない競技場での、もう好奇心が先行してしまう。地下鉄を降りたら、まるで知らない街並み、大きな競技場、まるで祭りに誘うような案内板や道案内。気持ちが浮き浮きしてしまう。そして警備員に案内訳のの人たち、オリンピック会場に行ったような感。お茶や水が無料で配布されている。みんなが、「ご苦労様!」と声をかけてくれる。そして、なんと4回も書類のチェックがあり、「お助け隊」に導かれ、問診され、チクッ、はい終わり。その一連の流れに興味津々。みんな大真面目に茶番を演じているようで、おかしくてしょうがなかった。こんなに楽しいなら、二回目も来るよ!しかも、痛みも気分の悪さもまるでなく、折角来たのだから、運河のところまで散歩しようという気にもなる。
実は、昨日京都に92歳になる碩学を、知人たちと訪ね、その先生の、実に老いていない真摯な対応と、鋭い指摘、深い一言、そしてユーモアに満ちた話し方に、ああ自分は、なんて軽薄で、おっちょこちょいでしかないのだろうと反省したばかりだったのだが、もうこの軽薄ぶり。その先生は、「わたしゃ、うちませんよ!」ときっぱり言われていたが、樹っと考えた上のことなのだろうか。わたしは、「ワクチン接種」の高揚感の中にいる。ちょっと遠足に行って来たような感じなのだ。「コロナ」のことなど、どこかへ行ってしまっている。ワクチンが効いたのだろうか。

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東京高麗屋にて
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インタビューです。