リスタートの前に
そうだ、明日の二つの講座と明後日のコンサートをリスタートのエネルギー・チャージにしようと、今朝、床の中で決意した。いつも、よし!リスタートだと張り切り、その度に元気と新鮮な意欲を得てきているのだが、ひ […]
“風の又三郎”
どっどどどどうぞ どどうど どどう 昨日、六甲山系、荒地山(592m)の山上は、すごい風が吹いていて、急激に秋になったことを知らせているようだった。Tシャツの高校生が慌てて、羽織るものを身に着け、持参 […]
「料簡」
もうすっかり使われなくなった言葉「料簡」。 30代以下では、ほとんど通じない。 「了見」とも書いて、「料簡違いだ。」「悪い料簡を起こす。」 「どうか了見してくれないか。」などと使う。 漱石の文章などに […]
明るい春のような気分
今年三月の終わりに、葛城山系の小池山に登って、帰路、高貴寺から磐舟神社を経て太子町に抜けた。その磐舟神社の祭神が「饒速日命」だった。高麗先生の文章「この世の春」を読み、そのときの気持ち良さ、明るさが胸 […]
5年後の職業~理系高校三年生106人の回答~
「リベラル化」「グローバル化」「メルトクラシー」の現代社会の中で、雇用や親の介護の不安などから、「自殺する権利」の制度化を求める若者たちが多い、と知る。(橘玲『無理ゲー社会』)自分らしき生きようとして […]
通れない山
「私有地につき通行できません。」となっているルートを通って、六甲山系長峰山(688m)に登る。 従来の登山路の入り口がフェンスと金網のドアで閉鎖されてはいたが、針金を外して、容易に侵入できる。 私有地 […]
茶臼山
学校が中間考査で、午後時間ができたので、大阪市立美術館(天王寺)で開催されている「聖徳太子展」に行くも、その前に茶臼山(26m)に”初登頂”して一人気を晴らす。わたしは、大きな木とこんもりした森があれ […]
峠を越えて
六甲山系杣谷峠を越えてみたかったので、昨日5時間半の山旅をする。 「峠」は国字で、「とうげ」は「手向け」で、道中の安全を願って峠の神に幣などを差し上げたことが原義である。 祈りとともに暮らした日本人の […]
社会福祉について
先日の京都コンサートに参加し、「なぜか気持ち良かった」が、ドッと疲れが出て、翌日はほとんど寝ていたという双子の姉妹と、社会福祉のことを勉強した。「生活保護」を受け、「健康で文化的な最低限度の生活を営む […]
骨の髄から蘇って
「骨」に通じる「命と力」、とくとお楽しみください! そのメッセージにはじめは戸惑いを覚えた。なにか修練の場にいるような厳粛な気分があって、構えすぎていたからかもしれない。失態や失敗のこともあり、とても […]
水俣シック
どうしても見ておかねばと思って、今夕、映画『MINAMATA』を観る。 “過去の誤りをもって、未来に絶望しない人々に捧げる” ユージン・スミスの写真集にある言葉とか、パンフレットで知る。その、ちょっと […]
頓首
世の中に旅立つ若い人や、つぎのステップに進もうとする人、すぐに「絶望」し、自分を肯定できない人たちに、力になる言葉を渡したり、サポートしたいと思って、声を掛けていただいてからの、お尋ねでしたが、寛容に […]
人と人とのつながり
昨夜、津山からYくんという「シンガー・ソングライター」が塾に来て、結局、ここで泊まって、今日、奈良の薬草の研究合宿が奈良の飛鳥であるとかで、出かけて行った。軽自動車のギターや寝袋、キャンプ用品を積んで […]
“明月記”
道の真ん中で雲間に見え隠れする名月を見上げている人がいる。 思わず、「きれいな月ですね!」と声を掛けてしまう。昨晩も家の傍で、近所の奥さんと名月について語り合った。「仲秋の名月」と知ろうが知るまいが、 […]
“アゴニ―坂”
摩耶別山(717ⅿ)に登る“アゴニー坂”はなんということもなかった。「顎」と「膝」とがひっつくくらいな急坂との意味らしいが、やはり英語の「Agony」(苦痛)が語源だろう。杣谷から登ってくれば、最後の […]
「フォークソング・ムーブメント」の申し子
かつて70年代から80年にかけて、「関西フォークソング・ムーブメント」という歌の集い、詩の朗読会があり、一世を風靡したことがあった。高石ともやの「受験生ブルース」や、岡林の「友よ」などが有名であり、高 […]
丁寧な歩きを経て
六甲全山縦走というのがあって、塩屋から宝塚まで50キロほどを一日で走破するイベントがあり、神戸市主催で毎年行われている。わたしは、そういう決められた山歩きやイベントが嫌いで、参加しようとも思わないが、 […]
“山の街”歩き
六甲山脈が明石海峡に落ち込む極西の地、塩屋から縦走路を6時間東行してきた。塩屋駅から旧道すぐの山中に、源平の戦い・須磨浦合戦の戦死者の埋葬したとかという霊園があって驚く。アフガニスタンのことを考えてい […]
ぶれない生き方
「先生は、ちっともぶれないのがすごい!」と、双子の姉妹にほめられるが、自分たちは、なにをやってもすぐに続かなくなるし、コツコツやる気力がない。ましてや、自分が何をやったらいいのかさえ思い定まらないと言 […]
オンラインの授業
大阪のコロナ禍もかなりひどいことは、いま行っている高校の状況からもひしひしと伝わってくる。8/23から二学期だったのだが、各クラスに「出校禁止者」が3,4名出ている。陽性とか感染者とかではなく、その濃 […]
詩:六甲山系高雄山行
(一昨日、ひと月ぶりに山歩きをして、元気を回復しました。コロナ禍の中、先が見えない昨今ですが、乗り越えていけそうでっす。) 六甲・高雄山行 六甲山系には群山があり、市ケ原から急登して高雄 […]
教育を守ろう!
大阪市立小学校のある校長が、公教育はどうあるべきかの提言したところ、教育委員会から文書訓告処分を受けたという。コロナ禍のなか、オンライン学習への一斉切り替えを迫られたり、学力テストの強制や、カリキュラ […]
なぜ「いだき」⁈
30年前、なぜ「いだき」を受講したのだったか。直接的には、わたしにはきっと合うだろう、と紹介してくれた人がいたからだが、高麗先生の説明会に行って、例の余命いくばくかの命が助かった!という奇蹟に驚いて、 […]
講座を前に
ある受験参考書に、「弁証法」の例文として、つぎのようなのがあった。 ①人間はいつか死ぬ。 ②生まれてこなければ死などはない。 ③つまり人間は死を負って生き、死は必然的に生に含まれて […]
読書感想文:『貝に続く場所にて』
言葉と時間 芥川賞受賞、石沢麻衣『貝に続く場所にて』を読んで なんとその町から、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで巡礼の道が続いているという。もう25年くらい前に、わたしはコ […]