春の陽光の中で
六甲の南面、岡本に下りてくると、もうすっかり春の街だった。明るい陽光とおしゃれな街並み、家族連れなど休日を楽しむ人たち、あまりののどかさに、何か申し訳ないような気分になってしまった。この青空の向こうの […]
お誘い文
もう一つの道 もしあなたがウクライナの戦争に心を痛め、どうしたらいいか悩んでいるなら、 もしあなたが世界の平和と人々の幸福を願い、どう生きるべきか考えているなら、 もしあなたが地球環境や […]
“解決策”
学校でも、「ウクライナ、やばいなあ!」と心配の声がしきりだった。しかし、先生たちが「やばい」なんて言ってるからダメなんだという思いがあって、同調もできない。それなら、「もしかしたら徴兵なんてことになっ […]
本日の悩み
「先生、水くらい買いだめしておいた方がいいですよ!」 ついに侵攻が始まったとかいうウクライナ情勢をスマフォで見ながら、受験生が顔を曇らせる。実は、かれは二浪中で、今年も10校くらい受験しているが、合格 […]
温かい風
昨日午後から、心に温かい春風が吹いていた。特別なことがあったわけではないのに、朗報が舞い込んだわけでもないのに、だれかにほめられたわけでもないのに、心の中の闇や不安や焦りなどは消え、実に良い気分だった […]
詩:白い壁の光
白い壁の光 2月中旬、寒い日の午後なのに 通りの向こうの家の白壁が明るく反射している 落ち着いた二階建て民家の西面の台形の白壁 今日に限って、目について それを見つめていると 今までの思 […]
春が来たような!
【あれから三日、やっと書き込みをする余裕ができたことがうれしい!】 12日の京都コンサートホールでの“愛はコスモス”コンサート。息遣いを深めてくれるパイプオルガン、血液を浄化してくれるピアノの音に、理 […]
救済
本屋大賞ノミネートの浅井チョウ作『性欲』と、西加奈子作『夜が明ける』とを読む。前者は、いまはやりの「多様性」を検証し、その欺瞞を鋭く突く。後者は、世の中の理不尽を鋭く暴き、それでも「救済」に近づいてく […]
憂鬱を越えて
今日はどうにも気持ちがのらない。当てにしていた支援がなかなか届かないことや、期待して読んだ小説(小佐野弾『僕は失くした恋しか歌えない』)が、つまらなかったからかもしれない。財閥の息子であれ、ゲイであれ […]
「座標」概念がない⁈
一次関数を座標に移して傾きを得る、という中学数学をやっていたら、双子の姉妹は、まるで理解できず、「ちゃんと学校へ行っていたら、こんなのができるんだ!」と投げ出すように言って、不機嫌になる。いつまでも「 […]
意志あれば道あり!
いよいよ明日に迫った私立大学の受験。このところ連夜、電話をしてくる高三生。やっとその気になった二浪生。前者は、楽な推薦入学を蹴り、安全のための受験を断り、D大一本鎗。自分で選んだくせに、自信がなく不安 […]
「虚偽と安定」から遠く生きる!
私がこの風来坊の冒険家(白井氏)と知り合ったのは、昭和16年で、彼も私も当時の官憲、なかんずく軍部という狂人共に、強い嫌悪を感じていた。また私達は二人とも国際的な「出来損ない」の人間であ […]
『小川未明童話集』(岩波文庫)を読んで
なお、カチカチいっている時計の音は、しばらくの間、無邪気な子供らの笑い声に 聞こえました。(『小さい針の音』昭和2年) 「時計なんか、いらない。お天道さまさえあれば、た […]
詩:昨日土曜日の詩的報告
昨日土曜日の詩的報告 再度山山麓の高層住宅の窓から街を見下ろして、その高さに驚く津山の人 わたしは元町高架下で震災27年の神戸市と市民のことを考え、詩を読む 三田は播州文化圏、篠山は丹波文化圏と話す女 […]
「温泉にでも行ったら」
今日学校の授業中に携帯電話が鳴ったので、びっくりした(いつもは電源を切っておくのだが)。電話してきたのは、その学校の三年生で、「もう思い切って温泉に行ったら、すっかり“闇”が落ちて、すっきりし、またや […]
詩:もちまえ
もちまえ 「もともと持っている技能・性質」(『角川・国語辞典』) なんと荘子が「もちまえ」の大切さを論じていることを、先日、初めて教えてもらった 無用の用や胡蝶の夢で無為の道を説く思想家 […]
宗教と違う?
この塾のことを、昔一度か二度来た人に話したら、「あれは宗教とちがう?」とか言われたと、双子の姉妹が笑う。ひとは、ちょっと理解を越えることに出会うと、「宗教」呼ばわりして、警戒心を煽る。「えっ!どこが宗 […]
受験生を励ます
ちょっと「共通テスト」で思うような成績を取れなくて、「絶望」し、三日間も塾に来なかった二浪生が今日やっと来た。かれは山の上の住宅地から母親の送り向かいで通塾している体たらくだが、その母親も「しんどかっ […]
新しい靴を履いて
青い靴を履いて 宮崎隆(2022.1.19.) 新しい青い登山靴を履き、かれは家からまっすぐに山に登っていきました。かれの家は神戸の深江の海の近くですから、裏山から六甲連山に繋がっていけるのです。蛙岩 […]
27年目の震災記念日「忘」を巡って
昨日書くべきが、どうにも落ち込んでいて、今日になりました。 神戸市の東遊園地で、午前5時16分、震災を忘れないとの思いを込めて「忘 1・17」の形に並べられた灯篭の前で、参加者が黙とうした。と新聞は報 […]
生命の無限について
1/15の「高句麗伝説」をオンデマンドで視聴していて、「命は死で終わらない」とい言葉が今回は耳に残っていた。そして今日、昨日の「共通テスト・国語」の問題は、桧垣立哉『食べることの哲学』と、藤原辰史『食 […]
「大切にする」
中世の宣教師が日本に布教に来て、「神の愛」を日本語に訳せなくて、ついに「大切」とした話は有名であるが、わたしはもっといい日本語あるのではないかと思っていた。「もののあはれ」は本居宣長、「いつくしむ」は […]
詩:声について
声について 欠伸が周りの人に伝染するように 言葉は伝播し声は気持ちをシェアする 語れば、相手をこちらの魂にかぶれさせる 声さえ聴けば、その人と分かる不思議 声 […]
子どもに届く言葉を!
「学校はもはや子どもたちの生きられる場ではなくなってしまった。」 つい先日、いだきしん先生が「学校」「先生」批判をなさっていたが、もう40年前に、すでに林竹二という東北大学で名をはせた教育学者が発言し […]
高麗先生のメールに感謝
8日、9日付けで、PCに送られてきた高麗先生のメールで、不安・心配を乗り越えられたことのお礼を! 「コロナ禍第6波」の高まりに、やはり先生でも不安を感じ、気分まで悪くされたのであり、しかし、「大宇宙と […]