詩:路傍の紫陽花
路傍の紫陽花 国道の植え込みに一叢の紫陽花があって、梅雨空の街路を明るくしている 近寄って見れば、色褪せもあり、花弁も不格好なところがあるのだけれども こんもりと紫のいくつかの盛り上 […]
さてこれからどうするか
「妙に自信のようなものを感じて、気持が前向きになったのですが……。」 さっき双子の姉妹がやってきて、そう話す。なにしろ5月3日に、法隆寺から矢田寺まで歩き、ひと月のうちに、2度も県外に出向いたことが、 […]
なにがあっても!
前日の「高句麗伝説」で、元気回復したのに、今日(16日)はすっかり落ち込んでしまっていた。一つは、午前中、「オンライン詩の朗読会」を開催したのだが、参加者の詩が、何とも抽象的で、主題が読み取れなかった […]
自動詞の嵐
「現れる」「生まれる」「始まる」「蘇る」「つながる」……、「集う」もあった! 「何々が」と主語につながる自動詞ばかりが、(高麗先生が読まれる詩句から)耳に立ち、そして、わたしは元気を回復した!そうか、 […]
明日の奈良から再出発
コロナ禍で収入が減少、体力の減退(ちょっと有田だけで足が痛む)、授業上の失敗、貴重品の紛失、「グリーフ(悲嘆)の8の字」が下の方に行きがちで、なかなか意欲や歓喜の方に行かない。でも、明日の「高句麗伝説 […]
収穫
連休中にヘッセの『知と愛』を読んでしまったことが大きな収穫だったように思う。こんな名作を78歳になって読み、感動することが、ちょっと恥ずかしいことのようにも思うが、「思索」にはいつも栄養補給を欠かせな […]
詩:立夏の雨
立夏の雨 朝からの雨だが、どこか明るく、濡れても苦にならない 立夏という言葉の響きが、心にうれしさを齎してくれる 一昨日、矢田寺でもらった山菜煮のタケノコがおいしい 何人もの知人に手紙を […]
「嗁(さけ)ぶ」
塾に来ることは来たが、やる気のなさと体調の悪さを隠さない浪人生を、なだめすかして、「漢文ドリル」を音読させているうちに、かれの声がしっかりし、表情も蘇り、それどころか、クスクス笑い出し、ついに笑いに堪 […]
“メーデー”
5月1日は「メーデー」、労働者の日。そして、夏の到来を喜ぶ日。 労働者の団結と権利主張の機会、なんて今の日本では、コロナ以上に、人々は自分の問題と考えていないのだろう。わたしは別に組合員でも労働者でも […]
「八割が北風で、二割がやっと南風」
小野寺史宣の小説『ひと』の中で見つける。逆境の中で飲食店を維持する苦労を語る場面だが、言葉はふっと飛翔して、自分の今日の心に止まり、心を明るくしてくれる。コロナ禍の現状の中、うまくいかないことがあまり […]
「競争」「法律」「資格」が人を不自由にする⁈
あっという間に4月も下旬に。「コロナ禍」はおさまることなく、先行きは不安だらけ。わたしは、この間、大失策をしてしまったて、どん底だった。買ったばかりのノートPCを紛失してしまったのだ。「盗難」ではない […]
高校生の声
コロナ感染症が1000人を超した大阪の、私立高校の昨日の「声」だ。素直なかれらの声に、どう授業進めていくべきか、考えている。先が見えない、また見ようとしない高校生たちに、なんとか「考える力」と「表わす […]
詩:リスに遇う
六甲南面、住吉谷沿いの森林管理道を行き、黒五谷から打越峠へ そして八幡谷に下っていこうとしたら、リスが前を横切ったのだ 一瞬のことで、しかし、灰色の頭も尻尾も、まさしくリスだった 六甲山系でリスを見た […]
「おいで一緒に」
さあ、これから先駆けて生きていかねばならない!とは思うものの、「そんなこと言ったって」が去来する。地球温暖化の問題や、資本主義的収奪の激しさ、金とモノに疎外されまくって、すっかり「人間」じゃあなくなっ […]
因数分解できた!
やはり、コンサート参加のたまものかもしれない! 双子の姉妹は、算数数学が小学4年生レベルしかない。だから、高校卒業の認定試験も受けられない。また、抽象思考ができない。それで、国語教師のわたしが、数学( […]
“三然主義”実践
「自然を愛し、偶然を楽しみ、悠然と生きる」ことを“三然主義”というそうな。(昨夜の夕刊で知る。)昨日4月1日は、まさにそれを実践したような一日だった。コンサートの前に、北山植物園を双子の姉妹と共に散策 […]
「クレシェント」に生きる!
コヴィ博士の『七つの習慣』を読んでしまう。「引き寄せの法則」のようなものだろうと勝手に考えていたが、全く違った。方法論ではなく原則論だった。むしろ『U理論』に近い、哲学的なものであり、教育するものにと […]
株式会社いだき
明後日の京都コンサートには、また例の双子の姉妹が参加する。からだが喜んで、気持ちが楽しんでいるから、またわたしの誘いに乗ったようだ。『七つの習慣』の5「まず理解に徹し、そして理解される」を実践するしか […]
78歳
思い切って、自動車免許の更新に行く。4/7で満78歳になるので、更新時期になっていたのだ。普段から「年齢なんか関係ない!」と言い、“余生”とか“老後”とかいう言葉を唾棄しているが、これだけはどうしよう […]
詩:小池山
端山歩き2(小池山) 大阪府と奈良県の県境ラインを“ダイアモンドトレール”と呼びハイカーたちの人気が高いコースである。その一角に「小池山」というほとんど知られていないピーク(450 […]
詩:「Profound serenity(深いおちつき)」
(今朝知人から、「また文章が書けるようになった!」との知らせあり。わたしはただ声を岳だったが掛けただけだったが、うれしかった。それで。) Profound serenity(深いおちつき) De […]
「魂」を感じながら
ヨウコウ(桜) 3月14日午後、京都、御池通の一角にみごとな赤い花を見つけ、思わず近寄る はじめ紅梅だろうと思うも、樹に案内札があって、それが桜の一品種だと知った 戦死者の冥福を祈り、戦 […]
「放っておく」傲慢さ
ひとは「ただ生きている」だけでいいのだろうか。会場でのやり取りを聞いていて、そんな思いがよぎった。心臓病のため、心身に負担を掛けないで、気ままに暮らすことのみの学生や、「発達障害」(?)のためか、全く […]
魂との出会い
昨日の朝、「魂のことはまだわかっていない。」と書き込みしたが、夜のコンサートで、「魂」と出会う経験をした。わからないふりをして、冷静を装うのは、恥ずべきことのように思った。それこそ、「言葉で言い表せな […]
生と死について
塾の教え子のT君が訪ねてきた。もう大学の4回生になるとのことだが、持病の心臓の不具合のこともあり、毎日、バス旅をしたり、ショッピング・モールに出かけたりで過ごしているとか。先週も、「こども病院」で検診 […]
