KEIKO KOMA Webサロン

「競争」「法律」「資格」が人を不自由にする⁈


あっという間に4月も下旬に。「コロナ禍」はおさまることなく、先行きは不安だらけ。わたしは、この間、大失策をしてしまったて、どん底だった。買ったばかりのノートPCを紛失してしまったのだ。「盗難」ではないから保証はつかないと言われ、警察にも鉄道会社にも届けたが見つからない。物忘れや失策が続くので、例の「老人ボケ」かと、自分への信頼まで揺らぐ。仕方ないから、とにかくノートに書きまくり、詩を創って、何とか持ちこたえる。そして、こまごまとした雑務をこなし、授業に集中し、一歩踏み出す努力をする。そうしたら、元気を回復することができた。

「エビデンス・法律・資格」が人の自由を奪い、「競争・年齢」が人をさびしくさせる。この間、知人がそんなことを言い、うまいこと言うなあ、とわたしは感心していた。でも、ちょっと抽象しすぎではないか、とも思い返す。抽象することによって、人は思考を進め、具体化することによって、感情に確信を持つのだと思うが、抽象の「頭人間」は行動しない。具体の「体人間」は知恵がない。
わたし自身、詩を書くことによって、乗り越えて行こうとするが、多くの人は、目に見えないことを言葉で表すのが詩であるという。しかし、わたしは、言葉によって、目に見えない存在に近づくのが詩だと思う。だから、シュールな難解な抽象的な詩は、あまり好きじゃない。文学としての詩も近づきがたい。素直な心情の吐露、感情の言い表し、優しい物言いが一番大切だと思っている。だから、「エビデンス・法律・資格」とくくるより、バスの中のさびしさや、酒を飲みすぎた後の悔しさを訴える方に加担したい。

KEIKO KOMA Webサロン
結工房にて 即興詩:幻のコグリョカフェ
KEIKO KOMA Webサロン
杉並公会堂 大ホールにて
KEIKO KOMA Webサロン
東京高麗屋にて 2