「意外なこと」
「一方でコミュニケーションの喜びとは、自分だけではなく相手の感情に変化が起きることの実感があります。 過去の学習を言語処理するだけのAIにその役目は果たせない。常に意外なことを言い続けるのが人間です。 […]
今から新生!
昨日の応用講座の最後に先生が、「今年も」と言いかけて、「今年からよろしく」と言われたことが印象的だった。「も」なら副助詞で反復、「から」なら格助詞で起点。何の気なしに「今年もよろしくお願いします」と挨 […]
言葉を越えて!
昨夜のコンサートで、言葉を越えた「真善美」を体得できた! 元旦の日は、雪の金剛山、葛城神社に初詣登山、そして、昨日は平安神宮に初詣。しかし、「祈り」の言葉は出なく、ただ頭を下げ、気を籠めただけであった […]
「歩く」効能
あまり気の進まぬ人と、今日も山歩きに出かける。今年30回目の山歩きだ。かれを嫌っているのでもなく、かれのきわめて「良識」的な価値観と神経質な感性がどうも合わない。しかし、「先生、月に一度は一緒に山歩き […]
(続報)
昨日、山に一緒に行った浪人生は、朝電話があり、「足が筋肉痛で、とても今日はいけない。明日にしてください。」とのこと。 わたしは、40日ぶりだったが、脚も膝もいたくない。かれの電話で、余計に元気になり、 […]
寒気晴天!
登るにしたがって、熊笹が白い粉のような雪で覆われ、ブナの木の樹氷が日に輝き、怪しいまでに美しい。昨夜来の寒波がクリスマスの翌日を、しみこむような美しい休日にした。11/23以来の山歩きだ。芦屋から西お […]
アガペー
うっかり、「男女の愛は重要だね。」と発言したら、若い人から、「なぜですか?」と反問されて、言葉に窮してしまった。わたし自身が「男女の愛」を全うせずにいるくせに、つい分かったようなことを言ってしまったか […]
17夜の月に見守られて
事務机の窓の向こうに、大きな黄色い月が見える。(19日が満月だったらしい。)今年もあと10日を切った。焦る気持ちを、その月が落ち着かせてくれる。「プロジェクト」(前に向かう、「投企」)どころか、いまの […]
詩:放下の旅
もうよそうじゃないか 車窓に流れる風景の中で そうも自分を傾けてみる もういいじゃないか 松山に向かう高速バスの中で そうも心に呟いてみる 愛媛大学に通う教え子と道後温泉に […]
男女の愛とは?
ドストエフスキーの『白痴』を、やっと読了!4回目にして、亀山郁夫さんの訳で、文庫本4冊。登下校の車中で、2か月くらいかかって。そして、茫然としている。その膨大な言葉と人間喜劇と悲劇に。さらに、ムイシキ […]
声を殺して生きていないか
「言葉の力」というとき、「声」の部分の大きさについて考えざるを得ない。先日新聞で、寝入っている子ども起こすのは、目覚ましの10倍は、「親の声」「名前」の方が効果的であるという実験報告があることを知った […]
猪名川の奥を深めて
さっき、学校が終わって、(3年生を担当しているので、これでしばらく仕事がなくなる。)一旦帰宅しようと、国道を単車で走っていたら、夕日がまぶしいほどに射してきて、気持ちが煽られるように高揚し、「そうだ! […]
「緊急時連絡先」
向かいの美容室のおかみさんが、「あなたは独居高齢者なんだから、民生委員の「見回り」を頼んでおいた方がいい」と声を掛けてきた。そういう境遇であることをあまり意識していなかったわたしが生返事をしていると、 […]
「フラッシュバック」って、なに?
「実は、私たちには、父親が違う姉がいて、その人も自殺未遂をし、その後も自殺願望が続き、数年前に自殺してしまっているんです。」「そのことがフラッシュバックして、とても苦痛なんです。」 妹が自殺未遂で、大 […]
高校生の”置手紙”
高校最後の期末試験に、作文「置手紙」(何か言い残したいこと、だれかに伝えたいこと)を課した。それを読んで、わたしは、うれしさと戸惑いを感じてしまった。みんな、特にスポーツ枠クラスの子は、とても素直で、 […]
政治・経済の問題
今日期末考査の「政治経済」の試験監督していて、何気なく問題を見て唖然としてしまった。高度成長期以降の経済的動向の文章に、適語を入れていく普通の問題なのだが、それを読んでいるうちに気持ちが全く暗くなって […]
詩:秋の悲しみⅢ
秋の悲しみⅢ ひきこもりの双子の姉妹の妹が自殺未遂を図ったそうな。姉たちがショックでふさぎ込む。 双子の姉妹とは、まるで生活感が違い、「いま」さえよけりゃいいのと、交流もなかった由。 ボーイフレン […]
手紙を書く
塾のお知作らせの手紙を50通も書き、テストを三種類も作らねばならなかったので、ここ4、5日は、書き込みの余裕もなく、それが一層焦りにも似た気持ちを呼ぶので、ともあれ書き込みをして帰宅することにした。書 […]
“FIT”2題
先月、靴を新調した。靴屋の店先に陳列された、スエード製のその靴は、色合いと言い、デザインと言い、秋の新製品らしく。いっぺんにわたしの心を射てしまった。3万円の値段もものかは、履き心地も良かったので、す […]
身に染む秋の空
(今にもしぐれて来そうな秋の空を窓から見ていたら、そぞろ悲しくなってしまった。こういう時は、詩を書くのにかぎる、と思って。) 秋の悲しみ あの連中が経験している永遠の悲しみ、永遠の不安や心配事に […]
「生きる」
双子の姉妹が、「2時間くらい黒猫と遊んでいた。」と言うので、わたしはいささかあきれてしまった。挙句に「猫のように生きたい!」とも言う。優しい飼い主に可愛がられ、陽だまりで愛撫されているのが、彼女たちの […]
述懐
自作詩で、「信頼する友もなく、身寄りもなく、仕事も不安定なまま」と表現しておいて、今日になって、そんなこと言ってるからだめなのだと思い返す。しかし、今更、「家族」を求めようもないし、一緒に暮らす人も考 […]
挨拶する
先日の京都コンサートで、わたしは少し遅れて行ったが、双子の姉妹は先に会場に行っていて席に座っていたので安心した。ところが、後で聞くと、会場にふだんから世話になっている人がいるのに、挨拶しなかった、とい […]
“魂ふり”
魂はあした夕べに魂ふれどわが胸痛し恋の繁きに (万葉集3767) この歌の万葉仮名の表記「多麻之比」が唯一の一音仮名例。それより「魂ふれど」の方が気になる。「賜ふれど」と解釈することもあるらしいが、や […]
「創る」場に居て!
不安は消え、不明は明確になったけれど、無能感は消えてしまった。欲しいもの(「リスタート」のためのエネルギー)は手に入り、力がみなぎっている。今日のコンサートで、それをゆるぎなきものにするのだ。ありがと […]