詩「あれはなに?」
夙川の土手の大木の名前が知りたい 桜や松や楠は分かっているが、榎や椋の樹もあったのだ わざわざ市役所の公園緑地課まで、何度も行って尋ねる スマフォの写真を示しつつ聞くも、係員も断定しかねている なぜ名 […]
高校生の願い
今日から高校の二学期が始まった。技能クラス(運動部主体のコース)の3年生は、ほとんどがスポーツ推薦で進学するので、受験体制からは離れていて、あまり勉強熱心とは言えないが、ある意味、「真っ当」な少年たち […]
習慣と志向
今日も歯医者では治療せずに協議のみ。わたしのこれまでの歯の磨き方では、65%も菌が残余したままだと、言われる。「せめて20%くらいにならないと、治療してもだめですよ。」とも。いくら歯医者は脅かすのが商 […]
「ドアが閉まります!」
「ドアが閉まります。」 電車を乗り降りするとき、車掌のこのアナウンスを聞くと、ムッとする。「ドアを閉めます。」となぜ正しく言えないのか! 朝から、「対象化して見た意識を言葉にしていると、その言葉に疎外 […]
映画『パターソン』を観て
すごい雷雨が朝晩にあり、いまは「大雨特別警戒警報」が阪神間にでているとか。このところの豪雨災害の地方都市のニューズをきにしながら、映画『パターソン』(DVD)を観る。知人に「根源解決の道」のイダキコン […]
齢(よわい)重ねて
年齢の「齢」は、「よわい」という訓があり、これだけで「とし・寿命」を意味しますが、歯が弱いのは、困ったことで、強くて立派な歯並びが望ましいだけに、なにかチグハグな言葉です。しかし、「体は丈夫、歯だけが […]
77回目の敗戦記念日
どうもわたしには「終戦」ではなく、「敗戦」の方がいいように思える。戦争を振り返る番組を見ていて、ミッドウエー海戦の作戦失敗とその隠匿、ガダルカナル島作戦の撤退の遅延、いずれも正しく情報を伝えず、面子を […]
詩:鴻の湯
鴻の湯 昨日、8月11日、午後6時20分、なぜか但馬、城崎温泉鴻の湯に入っていた コウノトリならぬ親切な女性が、暇しているなら、と誘って、連れてきてくれた ちょうど『人生と運命』を読みか […]
“盆休み”
体のメンテナンスと思って、前に通っていた内科に行くと、大勢の患者であふれていて、神戸市内の別の医師のところへ行く。 しかし、その医者は「もうお年ですから」を繰り返すばかりで、「言葉で心を養う」ことにつ […]
昨夕の三つのことから
昨夕、遊びに来た浪人生が帰って、なんとなく気持ちが乱れていたら、高槻の「言葉サロン」の人から電話があり、「今夕ですが……。」と。 すっかり忘失してしまっていて、自分のダメさに落ち込む。 二つ目は、日 […]
「テロまた然り」?
山上容疑者の銃弾が、図らずも政治の闇と世の中の問題点を明示したのは間違いない——だから、「テロ」また然り! そういう声が、昨日の表現の集いのとき、聞こえてきた。今では貴重とも言うべき、「左翼系」の人び […]
「活字が読みたい!」
願い事を紙に書いて短冊にすれば、願いはかなう! そう聞いて、「願い事レッスン」を実施している。双子の姉妹とSNSで知り合い、わたしのことを知った神奈川の女性が、オンラインでの授業を申し込んでこられ、も […]
77回目の原爆忌
朝から広島の原爆忌の中継を見ていて、「空しさ」が心に染み込んでくる。これだけ人々が核の恐ろしさを訴え、指導者がその廃絶を誓うのに、現実は、ますます核爆弾の使用が身近に迫って、ミサイルが空を飛び交ってい […]
微妙な差異(わたしの気持ち)
その古い教え子のAさんは、俳句や短歌を愛し、新聞や雑誌に投稿し、もう入賞常連の域らしく、掲載紙などを時々送付してくれる。 神戸の震災で父を亡くし、母親の介護に専念した生活を書き留め、歌い、時には意見 […]
「ある種の誠実さ」をこめて
朝、まず近くに住む大家に手紙を書いた。壊れた風呂釜の修理が終わったことの報告と、先日、無断で三日間、登山に出掛け心配をかけたことへの詫び、そして、詩を数編。素直に境遇と、いまに気持ちを伝えたかった。で […]
「願いは言葉に出せばいい!」
「実際注意を集めて願いを籠めれば、どんな願いでもかなうのです。」——整体を創始された野口晴哉師の言葉だ。「願い事がなくなれば死ぬ。新しい欲求が生じないものは腰が抜けている。」新しい欲求で、子どもたちの […]
たかが言葉(Just Words)
われわれは、いつも「言語ゲーム」に参加し、勝ったり負けたりしている。相手が指示通りに動いてくれれば喜び、相手の何気ない物言いに傷つき悲しむ。だが、それが意外に「言葉の暴力」の駆使であり、各自の「本音」 […]
呼びたいように呼ぶ
「ストレスを感じないのはひたすら黙々と淡々といだきをお伝えするために働くこと」という今朝読んだ、高麗恵子先生の掻き込み(「生命の声」)に救われた。夜になると、ストレスとまで行かなくともモヤモヤした思い […]
“一日は再び朝(晨)になりがたし”
有名な「時に及んで当に勉励すべし、歳月人を待たず」に続く、陶淵明の「雑詩」の一節。 昨日読んだ、出口治明さんの『復活への底力』にあったのだ。 同氏は、「励むべきは勉強じゃなく、人生の楽しみ」と解 […]
朝に言葉を編む
朝刊のスクラップから一日が始まる。今朝は、「体の疲れは脳の疲れ」という記事が目に留まった。自律神経の疲弊に気を付けねばならないとのこと。部屋は涼しく、エアコンは25度くらいがいい。ともかくエアコンを設 […]
山と言葉
夜、山岳部のミーティング。初めての2500ⅿ越えの高校一年生Aに感想を求めた。 「えっ! いや……。先輩から先にどうぞ。」そう言って、かれは困惑の表情を示す。 「A、それは違う。」すかさず、もう一人の […]
異質な人に出会ってこそ(国語塾日記)
大谷翔平、羽生ゆずる、藤井聡太……、まじめな天才、みんなの憧れの的。 だれもが否定しないし、親近感さえ抱く。 ただ、あの人たちは、自分とは違う。 異才の持ち主、超人なのだから、同日の談で語れる人じゃ […]
因果律を越えて
なんと背中の痛みが消えている! 昨日の二つの講座と講演会に出席した賜物だ!――と思うのは、やはり「認識論(因果律的考察)」になるな、と思って苦笑する。だから、最初に質問した人の気持ちは分かる。なにか禍 […]
背中の痛み
ここ数日、背骨が痛む。仰臥していて、起き上がるのがつらい。腰ではなく、首でもなく、まさに脊椎5番6番辺り、消炎剤を塗布するも、夜寝るといけない。もうそれだけで、気が滅入り、絶望に近づいてしまう。もう年 […]
茶色の音響
(いつもそうなのだが)昨夜のコンサートは、これまでとは全く違う体験であった。「覚醒」でもなかったというのは言い過ぎかも、しかし、「癒し」ではなかったし、「意欲充満」でもなかった。なにか開催そのものが危 […]