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白河の関越え


全国高校野球選手権大会の真紅の優勝旗が白河の関を越えたことが、野球嫌いのわたしの心を輝かせたのはなぜだろう。 勿論、「紅白」の言葉遊び故ではない。 (「都をば霞と共に立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関」よ詠んだ能因法師も色のコントラストの妙だけを言いたかったのではあるまいが。 )でも、この偉業の後ろには、やはり「言葉」の力があったことを知って、わたし自身、この「歓喜」の深いところが分かったのだった。

それは心療内科医の海原純子氏の説明(朝日新聞、9/4「心のサプリ」)で分かり、須江航仙台育英高校野球部監督へのインタビュウ記事(同紙9/9)で確信したことだが、「自分たちは弱い」「できない・無理だ」という心の呪縛を、監督が丁寧に解いたところにあるようだ。 「青春って、すごく密!」という監督自身の表現もそうだが、生徒との相談、質問を重ね、技術よりも心情を大切にし、一緒に解決しようとしたこと、また、科学的根拠を明確に示し目標にしたことにあるようだ。 このエビデンス(根拠・数字)に基づいた会話が偉業達成を導いたことに感動したのだ。

才能より情熱! それをテーマにした小説(喜多川泰『手紙屋』)も今日読んだ。 いまは、白河の関どころか、箱根の関も越えられないでいるが、近い将来、頻繁に超えてやる! (9/10)

 

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