「いつ」
日本語の時間を表わす言葉に「いつ」があるが、よく考えてみると「時間」のなにを表わしているのかわからなくなる。古語辞書によれば、①時点を示す。なんどき。➁何らかのとき。③あらゆるとき。いつも。とあって、 […]
空に舞う樹氷の雪片
金剛山に新年登山。夜来の冷え込みに薄雪が残っていたがアイゼンを使うほどではなかった。それでも8合目辺りから樹氷が見られ、そこから舞い散る雪片が青空に映えて、得も言えぬ美しさだった。この「瞬間」に出会え […]
「時間」とは存在しない?!
帰りの車内で、その小説(平野啓一郎『ある男』)を読んでしまって、その主題が「愛に過去は必要なのだろうか」だったので、驚いた。今日の存在論のテーマ「時間」に通じるものだったから。でも、考えれば考えるほど […]
覚醒とは羽を得ることか
新年最初の「いだきしんコンサート」! でも少し遅れて到着し、2階席で聴くことに。まるで清流の音を渓谷の道で聴いているように感じた。「抱負・目的」が適うように導いてくださる、というメッセージに安心してい […]
“けじめ”
ともに一年のスタートを切れたことを大切にします。ずっと続く思いではありますが、やはりスタートラインを決めないと、これまでのことはともかく、また新たな思い、太志で、前進しようという表現ができない。今年は […]
思い捨てたはずが……
中学時代の友が同じ町に住んでいるが、一昨年かれが入院したとき見舞って以来、今年はついに会ってなかったので、午前中覗きに行った。すると、かれはすっかり「老人」になっていて、無精ひげにどてらを羽織って、ス […]
“We are the champion”
プロテストソングやフォークソングにしか興味がなかった若い時分のわたしは、ビートルズもクイーンも全く受け付けなかった。「音痴」を言い訳にして、ジャズもロックも関心の外であった。ピアノは、家にあったが、あ […]
元気
寒波が襲来しているのに、あまり寒さを実感しない。むしろ冷たさが心地よい。いま、こうして内面の充実を感じながら、美しい夕空を眺めている幸せ。みんな三日連続の「高句麗伝説」と応用講座、そして先生のおかげだ […]
高句麗~沖縄エクスプレス開通!
時空を越えて、高句麗~やまと~日本~沖縄がつながった! 三日間の「高句麗伝説」で、心と体の整理と新生はかなったが、頭の一点に沖縄を中心とした政治問題や現在の日本の社会問題のことが黒い影のように頭の一点 […]
魂との出会い
暗い城下町の狭い道を歩いていくと、車がすれすれに通っていく。目の不自由な人を同伴していたので気が気でもなかった。しかし、全く知らないのにもかかわらず、駅から会場のホールまで、間違いなくたどれ、自分が決 […]
まこと
開場後に駆け付けると、入り口にいた男性が、「今日は先生のコーヒーをご用意していますよ!」とにこやかに言ってくれたのが何かとてもうれしかった。スタッフの人々の気遣いに「来てよかった!」と素直になれる。し […]
生きていける!
昨夜コンサートを終わって湖畔に出たら、いきなり花火が上がった! そして、明るく美しい月の姿も望める! 「高句麗伝説」を体得した私たちを祝福してくれているにちがいない。「聖なる夜」クリスマス・イブで、坂 […]
「まじめ」な生き方で
明日の「高句麗伝説」に招待しようと思った人が、「私はあなたみたいにまじめに生きてはいないので」云々と言ったので、一辺に嫌になってしまった。その人はまだ65歳になったばかりなのに、もう「世捨て人」を気取 […]
表現としての参加
ご無沙汰の人へのに、「国語塾活動と学校と民謡研究、そして表現活動の毎日です。」と書いて、ハッと気づいたのは、「いだき」の講座やコンサートに受身で参加していてはだめなのだということ。どうしても「受講」意 […]
言葉が先行しすぎ
確かに言葉は大切だが、大切な言葉の下敷きになっている人も多い。なによりわたしもそうなのだが、意識は言葉で理解するから、とかく「ねばならない」とか、「あれはいけない!こうすべきだ。」と思い込み行動してし […]
成果
高槻から個人レッスンに来ている女性に、「いだき」の話をし、「高句麗伝説」のパンフレットを見せ、奈良のコンサートに行ってみないかと誘ったところ、その日は予定が入っていたが、何とかすると言って、チケットを […]
二項対立思考をやめる
「感情」を「理性」との二項対立で捉えていては、何もわからないということに気づいて、我ながら驚きあきれている。そして、先生は、そのようにはものを受け止められていないのだ、だからすごいのだというようなこと […]
『源氏物語』を読み直そう!
『源氏物語』は情愛のことばかり描かれている、先月の応用講座で先生が話されていたが、学生時代通読して、葵上の車争いや、玉蔓の運命的な展開のみが面白かったと、教授に話し笑われたことを思い出す。(ただ、岩波 […]
舞い上がって
愛媛大学に今年入った教え子は、いつも夜中に電話してきて、自分がいかに幸運に恵まれているか、素晴らしい出会いと勉学の機会に恵まれているかを、それこそ踊るように語るのだ。彼女との出会いと別れ、友人たちとの […]
埋め立て始まる
かつて民謡研究で農村部を歩いていると、農家のほとんどの人が「減反政策反対」を訴えていた。目の前にある田んぼが休耕田として放棄されているのを見て、なるほど農民の気持ちを踏まえての政策でないと憤慨していた […]
「考える」ことは「問う」ことから
よく講座で、「なにかありませんか。なんでも言ってみれば!」と先生がおっしゃるのに、なかなか声が出ないことがある。質問できないということは、あまり深く考えていない証拠と、自分の不勉強を責めてしまうのだが […]
触発
今年ほどドラマティックに展開したことはなかった、と愛媛大学の共創学部に入学したMくんは声を弾ませる。宇和島の親戚の養殖業を手伝ったことなどから、自分が関心を寄せる「薬草栽培」で地域おこしを考え、志望し […]
「当て」は一杯ある!
「生活に困らないが、生命縛られている!」という高麗先生の書き込みの言葉が胸に響いている。金がないので参加を渋っている知人に、金を出すから行こうと誘ってみることにした。こっちもないけれど、なに、働いて稼 […]
初雪に会わずとも
標高900mの六甲山上は、さすが風は冷たく、霜柱が道にできていた。しかし、今年の雪には会えなかった。それでも、山道を歩くと、いろんな考えが出てきて、整理されていく感じがするのでうれしい。フランスのデモ […]
「全い」の読み方
「全い」ってどう読むのだろうか。「全い」白いコーヒーって、どんなものだろう。ふつうには、「まったし」で、「すべてそろっていて不足のないさま」を意味する。また「またい」という語も中世の狂言に出てくる。「 […]