“公の場”だから
このサロンは、だれが読むかわからない公の場だから、私事や個人的苦悩を書くのはいかがなものだろうか、と言う人がいたので、ちょっと違うのではないかと思った。確かに、悩みの告白、苦悩の宣伝がいいわけはないが […]
「バージョンアップ」
ずいぶん前にとにかく『存在と時間』Ⅰ~Ⅱ(中公クラシックス)は買ってきて、Ⅰの途中までは読んだのだが、難しくて、つまらなくて、挫折していた。(解説本はたくさん読んだが……。)そうしたら、昨夜の存在論で […]
死ぬまでに
「ホモ・サピエンスは滅びない!」――まるで初めて地動説を聞いたような思いだった。「死にたい」を連発する人に、どう言ってやればいいのか、をお尋ねしようかと思っていたことも、吹っ飛んでしまった。そして、な […]
lam released.
コンサート・ホールを出ると、澄んだ夜空に金星が光り輝き、煌々と明るい満月が望まれた。そばにいたKさんが、「琵琶湖の月は光の道が見えます。」と言うので、ずいぶんうらやましく思えた。前日の応用講座から「新 […]
コンサートへ!
「10.1.は、仕事なので行けません。またの機会に」という知人のラインの返事。この人もそうだが、一度体験しているのに、折角の機会だというのに、「敬遠」反応に出る人が多いのは、どういうことなのだろうか。 […]
「敬老の日」と登山
曽爾・兜・鎧岳行 葛(かずら)なる鎧が岳に来てみれば そよ吹く風のくさずりの音(西行法師) 室生火山群が作った柱状節理の奇岩絶壁は、西行ならでも人の気を引くものがある。無常を越える自然の意志のようなも […]
感覚を取り戻す
「快楽と幸福とは、隷属と自由とが違っていると同様に、全く違った二つのもである。」とは、アランは言う。「人間は、人からもらった快楽などでは退屈して、自分で獲得した快楽の方を、はるかに喜ぶものであるとも。 […]
「対話」の不足
高校で、漱石の『こころ』をやっている。これは国語の教科書の定番で、もう50年くらい「現代国語」で扱っている。わたしももう7回くらいはやったかもしれない。しかるに、今回は、前にいだきしん先生が、「漱石を […]
「コロナ」は禁句⁉
教室で授業が始まっても寝ている男子生徒に、「おい、コロナにでも罹ったのか。」と声を掛けたら大騒ぎになってしまった。笑い声とともに「先生、それは言っちゃいけません!」としたり顔でいさめる奴ももいる。まる […]
妙見紀行
妙見口駅から花折街道を経て、上杉尾根を登る。森の中の急坂だけれど、時折涼しい風が吹くので、一気に山を歩く喜びに浸る。「ああ、来てよかった!」という思いに顔がほころぶ。大勢の人が上から下りてくる。みんな […]
“トウモロコシ・パーティー”
例の自閉症気味の双子の姉妹と、”トウモロコシ・パーティー”をやり、やっと望みを果たす。彼女たちが律義にco-opでトウモロコシを買ってきてくれたので、さっそく先日先生の教えてく […]
A4用紙一枚で
「どんな問題でも、A4用紙一枚に書き表すことができれば、8割は解決している。」と言った人がいるそうだ。『発達障害サバイバルガイド』(借金玉著、ダイアモンド社)何かを創り出すための根源的なツールは「知識 […]
打つ手はないが……
「心クリニック」に電話してくれと本人が苦しそうに言うものだから、そうすると、「今日受けつけなさっても、二週間後しか予約は取れません。また、20歳未満の人の場合は、親のの同席が必要です。」とのことであっ […]
驟雨あり!
体調が悪く、やる気が出ず、“死に至る病”の浪人生が、やっと塾に来たので、やれやれと思うが、顔色も優れず、声も弱く、憔悴しきっている。「お母さんは、何も心配なさらないの?」と聞くも、「何もわかろうとして […]
言葉との出会い
「失うものが何もなくなった!」 向こうからくる高校生が、大きな声で友達に話しかけていた。相手は、どう答えていいのかわからないような顔をしている。とまた、そう言うのだった。明るく楽しそうに。――それだけ […]
動きを生む講座!
昨日の二つの講座で、強く心に残ったことは、 ① たとえば、新聞の小さなコラムにも、「超越」のヒントがある! ② 先生がその人に対応なさっているだけで、その人の体が改善される! の二つだった。もちろん、 […]
「超越」を目指して
とうとう学校の運動部の生徒のコロナ感染が分かり、学校がその対応に追われていた。今のところ感染者は1名だが、73名にバスケット部員全員が31日までの自宅待機になった。二人休んでいるクラスで、「紙の本」か […]
ひたむきな情熱
先日新聞で、作家の久木綾子さんが、7/13に100歳で亡くなれていたことぉ知った。この人、89歳で処女小説『見残しの塔』を出版され、その2年後に『禊の塔』を出された。二冊も読んだが、やわ […]
雷雨あり
空は暑い夏空のままなのに、いきなり一陣の風と共に、大粒の雨が降り出し、すごい音の雷が落ちる。昨日から、盛岡のコンサートを視聴しながら、一時間ほど寝ることが、わが酷暑対策になっている。おかげで体調を維持 […]
認知機能検査88点
「一時停止」しなかったことがあって、切符を切られ、昨日、警察から呼び出し状を持って、「臨時機能検査」に行ってきた。16枚の絵を見せられて、これを覚えて書き出すのだという。簡単なこと、と思っていたらすぐ […]
「手を抜かないで」
「手を抜かないで仕事をしてさえいれば、きっと読者は待っていてくれるだろう。」山本周五郎の励ましの言葉だと、沢木耕太郎が『旅のつばくろ』(随筆集)に記しているのを読んだ。もうじっとしていても汗がにじんで […]
「75年目の終戦記念日」
その時はわたしは2歳4か月。なのに、親たちが「もう夜、窓を開けて寝られる!」と喜んでいたのを覚えている。何か「狂気」が終わったんだと体がわかっていたのかも。あれから75年、ひとは少しはまっとうに生き、 […]
“山の日”のコンサート
浅間山に登ってから、芸術劇場に向かう。いっそ高尾山まで行ってこようかと 思ったが、府中市の地図に三角点(79.6m)までついている「山」があったので、 そこへゆくべき「導き」のようなものまで感じ、酷暑 […]
大きな存在になりたい!
学校の方は、昨日から短い夏休みになった。(8/17~二学期)同僚たちは、「夏休み」がない経験が初めてらしく、もうんざりしてしまっている。気力がまるでない。今日は、表現の集いがあったが、参加者は3人だっ […]
「人生万事塞翁が馬」
今年は明日までが一学期。(8/17から2学期)そして、コロナ禍で、いつもの年の夏ではない感じ。酷暑はひどく熱中症も侮れない。「先生、目が死んでますよ。」と柔道部の元気坊主に指摘される。睡眠と休養と食事 […]