KEIKO KOMA Webサロン

A4用紙一枚で


「どんな問題でも、A4用紙一枚に書き表すことができれば、8割は解決している。」と言った人がいるそうだ。『発達障害サバイバルガイド』(借金玉著、ダイアモンド社)何かを創り出すための根源的なツールは「知識」だ、という著者に賛成だが、ほんとうに「書き出せ」ば、分かって動けるのだ。先生に教えていただいた「文章修養導入の第一歩」が、どれだけわたしを救い育ててくれているか言うまでもない。だから、多くの人に勧めているのに、だれもやり続けない。そんな簡単なことで改善されるほどのことではないのだ、わたしの抱えてきた問題の深さは!というのだろうか。あるいは、少々悩みと苦労はあるが、このままでいる方が楽だと思っているのだろうか。さらには、自分は変えられないと思っているのだろうか。

わたしは、このところ、「もの」と「こと」とについて、気になって仕方がない。「物を知らぬにもほどがある!」と、「事と次第によっては許さない!」というときの「もの」「こと」はどういう意味があるのだろうか。「こと」は「ことば」(ことのは・ことの端)によって語られるのに、「ことば」は「もの」であり、「もの」は「言葉」によって、和歌になり、物語になうのだ。そして、「もの」の羅列から、「こと」を読み取るのが俳句であり、芸術である。前に先生が、ものによって精神性にいたる茶道や能楽のことをおっしゃっていたが、「ことば」の存在の大きさを改めて思う。そして、存在は、言葉によって問われるのだとしたら、なおさら、この「もの」と「こと」の共生を、なんとか国語教育のエクササイズの一つにしたい。「もののけ姫」を登場させたりして。(今の思いを書き出してみました。)

 

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