心の角度
(しばらく書き込めなかった。 心の余裕をなくし、疲労感ばかりだった。 サロンを開いて、美しい森の写真と、高麗先生の詩に感動した。 もっと「生きている命」に感謝して、若々しく生きて行くべきだと、つくづく […]
動詞の分類
述語動詞に意識を向けて、言いたいことや気持ちを豊かに表現するトレーニングを開発したい。しかるに、良い参考書もないし、文法辞典を開いても、あまり役に立たない論文ばかりにぶつかる。学校で教える「何段動詞」 […]
自己顕示欲
通勤車中、隣りの人の読んでいる新聞の広告、今風の若い男の顔写真と、「言葉、思考、価値の哲学」という言葉が目に飛び込んできて、そのアンバランスが目から離れなくなった。えっ! なに新聞? まさか聞くわけに […]
「ノマド」
このごろ「ノマド」という言葉をよく聞く。今朝の新聞にも、旅をしながら遠隔で仕事をする「デジタルノマド」が急増している、世界で2500万人以上、今後3年くらいで倍増する、というような記事があった。「ノマ […]
詩:わが10月1日
わが10月1日 少し歩こうと、西宮神社の辺りまで行くと、何やら華やかな雰囲気 土曜の午後なのだから、と思って行くと、どうやら秋祭りのようだ 商工会議所主催「西宮酒蔵ルネサンスと食フェア」が行われて […]
月末の辞
山で秋を感じながらも、街の残暑の厳しさの中で苦労した9月だった。 学校や講座で、夢中になってやり、自分でもよくやっているなあと思うのだが、帰宅すると、ドッと疲れが出て、とにかく休まざるを得なかった。 […]
「志望理由書」
週に2回、ある学園の高三生の「志望理由書」や「入試小論文」の指導に出講している。なぜ本学に来たいのか、を問う入試の書類の一つで、どれほどのウエイトがかけられているのか不明だが、必要書類で、推薦入学では […]
決めごと
「国葬」に反対してデモに参加する気はない。「国葬」に賛成して弔意を分かち合いたいという気持ちにもならない。なにか両者ともピントがずれてきて、(「国葬反対!」の声がちっとも共感をもたらさず、「安倍さんは […]
「奇蹟」語り
遅れて行った上映会、いきなりいだきしん先生の若い時の顔に出会った! 精悍ながら柔和な笑み、ご自身は確信しつつも伝わらぬ「音」のすごさや可能性について、真摯に語っておられた。「若!」と思わず、主催者のS […]
ある発見!
ある発見! (昨日、気づいて、早く書き留めたかったのだけれど、疲労が優先して、今朝に持ち越した。) 必要あって、斎藤茂吉の『万葉秀歌』を読み返していて、著者の指摘もあったが、そうだ!もっと動詞を駆 […]
詩:双子の願い
ある双子の姉妹の願い 子どものときからのひどいDV、登校拒否、引き籠り……。もう30歳に。 ①猫と生活をしたい。アニマルセラピー 1⃣猫を撫で繰り回したい。 ②体力をつけて、いろんな […]
手紙 今春、貴殿と同じ年で、宮大工の樋口武さんが亡くなった。 ひとり暮らしで三年間、病と付き合っていた。 夏、パイプで組んだ仕事小屋が、昨冬の雪の重みでつぶれた。 片づけに行ったら、素焼 […]
脱構築と気づき
田舎なれども南部の国は西も東も金の山 今度来るときは持て来ておくれ奥のみ山のなぎの葉を (南部牛追い歌) この歌、一番二番でなくて、二つで一つの掛け合い唄だと思う。そして、「金の山」と「なぎの葉」の二 […]
充実した日々
車窓から垂仁天皇陵が見える。やはりここは古い土地、ヤマトタケルの祖父にあたる大王に因むところなのだと思う。さきほど郡山から乗り込んできた部活帰りらしい高校生たちの「いま」と […]
夕焼け
久しぶりに美しい夕焼けを眺め、感動する。まだ明るい青色の空に、雲が赤く染まって、ボリュームを増して、交響曲が始まるような感じ。わずか15分くらいのうちに、六甲連山は夜の闇に沈んで行ってしまったが、夙川 […]
詩:ゆっくり
ゆっくり (9/12☞9/15推敲) ゆっくりしか歩けなかった どうしてもそれを受け入れがたかった つまらないことだが、気が滅入る 人に追い抜 […]
賄賂と献金と国葬と
昨日久しぶりに訪ねてきた大学生と話していたら、「莫大な経費を国税で賄うことは、問題を感じますが、外交上の点からは国葬が望ましいし、やらないわけにはいかないでしょう。」と、かれが発言したので、妙に納得す […]
詩:月を求めて
月を求めて 今夜は“中秋の名月”とか、雲の多い残暑の昼間は気にも留めなかったが、 夜、スクーターを走らせて、温泉に行くとき、出会えることができたのだった はじめ村雲隠れだっ […]
白河の関越え
全国高校野球選手権大会の真紅の優勝旗が白河の関を越えたことが、野球嫌いのわたしの心を輝かせたのはなぜだろう。 勿論、「紅白」の言葉遊び故ではない。 (「都をば霞と共に立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関」よ詠 […]
「77年」
なにの年数か、お分かりだろうか。(後ろの席の歴史の先生が話していたのだが)敗戦の年、1945年を軸に、77年前が明治維新(1868年)、77年後が現在(2022年)なのだ。ちょっと同じ期間だったとは思 […]
「心のよそ見」
折角、整えてもらった「心」を乱してしまい、キョロキョロよそ見ばかりする。 折角、美しくなった「心」を汚してしまい、あらぬことで自由をなくしている。 だから、いつも本を読み、気づきやイメージを更新し、い […]
筆まめ
「貴兄は筆マメ。珍しいです。」と、知人からの手紙に書かれていた。昔から「作文」は好きだったし、「手紙」のやりとりほどうれしく思うことはなかった。生来の悪筆で、どう考えても、字を書くのは嫌だったはずなの […]
「マジ、ウザ!」
ネットでの誹謗中傷で追い込まれ自死した木村花さんや深草知華さん(熊本の高校生)のルポを読んでいて、感情をそのまま特殊な用語で投げ出し、そのことに何の罪悪感も持たない若者たち、いや大人たちに対して、嫌悪 […]
詩:藻川散策
〔人の文章を読んでいたら、どうにも書く気が失せてしまって。私が悪いのですが……。〕 藻川散策 いつも通勤車内から見ては、気になっていた一筋の緑地 武庫川を渡って、尼崎の競艇場の近く、藻川という濁った流 […]
ニセコのチョコレート
夏休み一杯北海道へ旅行してきたという理科の教員が、講師室のみんなに土産の菓子を配って、わたしも一つもらった。何でも銘菓らしく、女性教員が歓声を挙げて喜んでいた。確かにおいしかったけれど、ちょっと嫌な気 […]