夕焼け
久しぶりに美しい夕焼けを眺め、感動する。まだ明るい青色の空に、雲が赤く染まって、ボリュームを増して、交響曲が始まるような感じ。わずか15分くらいのうちに、六甲連山は夜の闇に沈んで行ってしまったが、夙川 […]
詩:ゆっくり
ゆっくり (9/12☞9/15推敲) ゆっくりしか歩けなかった どうしてもそれを受け入れがたかった つまらないことだが、気が滅入る 人に追い抜 […]
賄賂と献金と国葬と
昨日久しぶりに訪ねてきた大学生と話していたら、「莫大な経費を国税で賄うことは、問題を感じますが、外交上の点からは国葬が望ましいし、やらないわけにはいかないでしょう。」と、かれが発言したので、妙に納得す […]
詩:月を求めて
月を求めて 今夜は“中秋の名月”とか、雲の多い残暑の昼間は気にも留めなかったが、 夜、スクーターを走らせて、温泉に行くとき、出会えることができたのだった はじめ村雲隠れだっ […]
白河の関越え
全国高校野球選手権大会の真紅の優勝旗が白河の関を越えたことが、野球嫌いのわたしの心を輝かせたのはなぜだろう。 勿論、「紅白」の言葉遊び故ではない。 (「都をば霞と共に立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関」よ詠 […]
「77年」
なにの年数か、お分かりだろうか。(後ろの席の歴史の先生が話していたのだが)敗戦の年、1945年を軸に、77年前が明治維新(1868年)、77年後が現在(2022年)なのだ。ちょっと同じ期間だったとは思 […]
「心のよそ見」
折角、整えてもらった「心」を乱してしまい、キョロキョロよそ見ばかりする。 折角、美しくなった「心」を汚してしまい、あらぬことで自由をなくしている。 だから、いつも本を読み、気づきやイメージを更新し、い […]
筆まめ
「貴兄は筆マメ。珍しいです。」と、知人からの手紙に書かれていた。昔から「作文」は好きだったし、「手紙」のやりとりほどうれしく思うことはなかった。生来の悪筆で、どう考えても、字を書くのは嫌だったはずなの […]
「マジ、ウザ!」
ネットでの誹謗中傷で追い込まれ自死した木村花さんや深草知華さん(熊本の高校生)のルポを読んでいて、感情をそのまま特殊な用語で投げ出し、そのことに何の罪悪感も持たない若者たち、いや大人たちに対して、嫌悪 […]
詩:藻川散策
〔人の文章を読んでいたら、どうにも書く気が失せてしまって。私が悪いのですが……。〕 藻川散策 いつも通勤車内から見ては、気になっていた一筋の緑地 武庫川を渡って、尼崎の競艇場の近く、藻川という濁った流 […]
ニセコのチョコレート
夏休み一杯北海道へ旅行してきたという理科の教員が、講師室のみんなに土産の菓子を配って、わたしも一つもらった。何でも銘菓らしく、女性教員が歓声を挙げて喜んでいた。確かにおいしかったけれど、ちょっと嫌な気 […]
「心の船」
国語力とは、社会という荒波に向かって漕ぎ出すのに必要な「心の船」だ。――と、石井光太氏のルポ『誰が国語力を殺すのか』にあった。なんで不登校なったのか、自分でもわからない子どもたちや、殺意もないのに43 […]
死者に鞭打つな!?
朝学校で、コンビニで買ってきた毎日新聞の「稲森和夫氏死去」の記事を切り取っていたら、隣りの国語の先生が、「先生は何紙講読されているんですか」と声を掛けてくる。「いや、引っ越し以前は、朝日と毎日とを購読 […]
心が軽い!
歯垢が65%も残存していた一週間前に比べて、今日の歯科の診察で30%に減少していると言われ、とてもうれしかった。朝起きて一番の洗浄や、就寝前の電動歯ブラシによる手入れが功を奏したのだ。医者も驚いていた […]
国語教師として
昨夜の講座で、「心の中が“金がない!”に占有されていて、自由をなくしている!」と指摘され、ハッとする。先ずは心の自由を取り戻さないと!そのために、①やりたいことをすぐにする。②今はやれる時代でありこと […]
「日本人の魂」
「平岡(三島由紀夫)君、どうしてぼくたちは米国に負けたのですか? 天皇陛下は現人神じゃなかったんですか?」 台湾人の少年のこの発言を引いて、『大日本帝国主義の呪縛』という詩を書いた友人と、オンラインの […]
音楽の聴き方
明日の授業のために、共通テストの評論文問題(模試)を解いてみる。久しぶりに真剣に読み、選択肢の間違いの個所に×を入れながら。その結果、50点で全解だった! 「国語」の先生だから当然でしょう、と思われる […]
詩「あれはなに?」
夙川の土手の大木の名前が知りたい 桜や松や楠は分かっているが、榎や椋の樹もあったのだ わざわざ市役所の公園緑地課まで、何度も行って尋ねる スマフォの写真を示しつつ聞くも、係員も断定しかねている なぜ名 […]
高校生の願い
今日から高校の二学期が始まった。技能クラス(運動部主体のコース)の3年生は、ほとんどがスポーツ推薦で進学するので、受験体制からは離れていて、あまり勉強熱心とは言えないが、ある意味、「真っ当」な少年たち […]
習慣と志向
今日も歯医者では治療せずに協議のみ。わたしのこれまでの歯の磨き方では、65%も菌が残余したままだと、言われる。「せめて20%くらいにならないと、治療してもだめですよ。」とも。いくら歯医者は脅かすのが商 […]
「ドアが閉まります!」
「ドアが閉まります。」 電車を乗り降りするとき、車掌のこのアナウンスを聞くと、ムッとする。「ドアを閉めます。」となぜ正しく言えないのか! 朝から、「対象化して見た意識を言葉にしていると、その言葉に疎外 […]
映画『パターソン』を観て
すごい雷雨が朝晩にあり、いまは「大雨特別警戒警報」が阪神間にでているとか。このところの豪雨災害の地方都市のニューズをきにしながら、映画『パターソン』(DVD)を観る。知人に「根源解決の道」のイダキコン […]
齢(よわい)重ねて
年齢の「齢」は、「よわい」という訓があり、これだけで「とし・寿命」を意味しますが、歯が弱いのは、困ったことで、強くて立派な歯並びが望ましいだけに、なにかチグハグな言葉です。しかし、「体は丈夫、歯だけが […]
77回目の敗戦記念日
どうもわたしには「終戦」ではなく、「敗戦」の方がいいように思える。戦争を振り返る番組を見ていて、ミッドウエー海戦の作戦失敗とその隠匿、ガダルカナル島作戦の撤退の遅延、いずれも正しく情報を伝えず、面子を […]
詩:鴻の湯
鴻の湯 昨日、8月11日、午後6時20分、なぜか但馬、城崎温泉鴻の湯に入っていた コウノトリならぬ親切な女性が、暇しているなら、と誘って、連れてきてくれた ちょうど『人生と運命』を読みか […]