休日の読書
自分がいかに不勉強であるかを思い知る。じゃあ、そんな本なんか読まなければいいのだ、とは思うものの、それは医師から病気の真実を聴こうとしない臆病な患者だと同じこと。たとえそれが「治療不能」の段階だと知っ […]
“密集”
6限目、高校三年の「技能コース」(スポーツ専心組)に授業に行くと、男子ばかり24人ほどの生徒が、机をくっ付け合い、「密集」して、もごもごしている。まるでラッコの集団のよう!しかし、ふざけているでもなく […]
「センダン(栴檀)」を知る
やっとその大木は「センダン」だとわかった。夙川公園の土手に榎や桜に交じって、黄色い落ち葉も美しく、よく見ると、青空をバックに金色の実もなっているのだ。下の植え込みの花に水をやっている人に、思い切って尋 […]
山路を登りながら――宗教論
「極楽浄土」なんて、いまの「バーチャル・リアリティー」と同じではないか。どちらも「非現実」なのに、人々を幻想に導き、自分たちの都合の良いようにさせるだけ。戦争末期、いちばん金を出し、大政翼賛会を支えた […]
いやな夢を見たが……
皆既月食に興奮して寝たのだったが、朝方、大学の講義(外国語の講読だったか)にまるでついていけなくて、自分の不勉強とダメさを痛感し、すっかり嫌になる――そんな夢を見て、目が覚める。ついでに小学校のとき、 […]
詩:帰り湯
帰り湯 また月曜日、学校勤めの帰り、思い立って、西宮市内の温泉に立ち寄る 阪神電車の久寿川駅で下車、旧国道を渡り、久寿川沿いの街の中にある 1960年以来の営業とかで、何度も立て替えて、 […]
「かくしん」(核心・確信・革新)に触れて!
気持ちの良いお天気の「文化の日」の朝、「かくしん」と共にある! 三日前の夜、東京新宿で開催された「高句麗伝説」コンサートの余波 それは、パイプオルガン、シンセサイザー、太鼓、琵琶、笛、ク […]
変化
いくら勧めてくれ、声を掛けられても、いまの境遇では、11月1日の「高句麗伝説」には参加できない(派遣講師の身では、欠勤は難しいし、経済的にも肉体的にも負担が重い……)、ここは我慢のしどころと決めていた […]
生きる喜び
「根源解決の場」という意識が邪魔。ここに来なければいけないのだ、という意識も邪魔。「悪いモノ」を取ってもらわねば、という意識も邪魔。不安や心配はなおさらのこと、と思うこと自体が邪魔で、頭に霧がかかって […]
詩:雲の峰
雲の峰 朝、六甲の山並みの上に、大きな山が出現している! 標高1500mほどの峰に、朝日が輝いて何とも美しい そんなはずはないと思うも、稜線もくっきり見える もちろん、雲の峰で、幻想でし […]
“かぶる”
ここのところ、CDで「いだきサウンド」を聴きながら寝ると、何か調子がいい。一生懸命働いているのに、なかなか思うような展開が得られないので、これはなにか「悪いモノ」が取り付いているのかも、と身勝手なこと […]
心の角度
(しばらく書き込めなかった。 心の余裕をなくし、疲労感ばかりだった。 サロンを開いて、美しい森の写真と、高麗先生の詩に感動した。 もっと「生きている命」に感謝して、若々しく生きて行くべきだと、つくづく […]
動詞の分類
述語動詞に意識を向けて、言いたいことや気持ちを豊かに表現するトレーニングを開発したい。しかるに、良い参考書もないし、文法辞典を開いても、あまり役に立たない論文ばかりにぶつかる。学校で教える「何段動詞」 […]
自己顕示欲
通勤車中、隣りの人の読んでいる新聞の広告、今風の若い男の顔写真と、「言葉、思考、価値の哲学」という言葉が目に飛び込んできて、そのアンバランスが目から離れなくなった。えっ! なに新聞? まさか聞くわけに […]
「ノマド」
このごろ「ノマド」という言葉をよく聞く。今朝の新聞にも、旅をしながら遠隔で仕事をする「デジタルノマド」が急増している、世界で2500万人以上、今後3年くらいで倍増する、というような記事があった。「ノマ […]
詩:わが10月1日
わが10月1日 少し歩こうと、西宮神社の辺りまで行くと、何やら華やかな雰囲気 土曜の午後なのだから、と思って行くと、どうやら秋祭りのようだ 商工会議所主催「西宮酒蔵ルネサンスと食フェア」が行われて […]
月末の辞
山で秋を感じながらも、街の残暑の厳しさの中で苦労した9月だった。 学校や講座で、夢中になってやり、自分でもよくやっているなあと思うのだが、帰宅すると、ドッと疲れが出て、とにかく休まざるを得なかった。 […]
「志望理由書」
週に2回、ある学園の高三生の「志望理由書」や「入試小論文」の指導に出講している。なぜ本学に来たいのか、を問う入試の書類の一つで、どれほどのウエイトがかけられているのか不明だが、必要書類で、推薦入学では […]
決めごと
「国葬」に反対してデモに参加する気はない。「国葬」に賛成して弔意を分かち合いたいという気持ちにもならない。なにか両者ともピントがずれてきて、(「国葬反対!」の声がちっとも共感をもたらさず、「安倍さんは […]
「奇蹟」語り
遅れて行った上映会、いきなりいだきしん先生の若い時の顔に出会った! 精悍ながら柔和な笑み、ご自身は確信しつつも伝わらぬ「音」のすごさや可能性について、真摯に語っておられた。「若!」と思わず、主催者のS […]
ある発見!
ある発見! (昨日、気づいて、早く書き留めたかったのだけれど、疲労が優先して、今朝に持ち越した。) 必要あって、斎藤茂吉の『万葉秀歌』を読み返していて、著者の指摘もあったが、そうだ!もっと動詞を駆 […]
詩:双子の願い
ある双子の姉妹の願い 子どものときからのひどいDV、登校拒否、引き籠り……。もう30歳に。 ①猫と生活をしたい。アニマルセラピー 1⃣猫を撫で繰り回したい。 ②体力をつけて、いろんな […]
手紙 今春、貴殿と同じ年で、宮大工の樋口武さんが亡くなった。 ひとり暮らしで三年間、病と付き合っていた。 夏、パイプで組んだ仕事小屋が、昨冬の雪の重みでつぶれた。 片づけに行ったら、素焼 […]
脱構築と気づき
田舎なれども南部の国は西も東も金の山 今度来るときは持て来ておくれ奥のみ山のなぎの葉を (南部牛追い歌) この歌、一番二番でなくて、二つで一つの掛け合い唄だと思う。そして、「金の山」と「なぎの葉」の二 […]
充実した日々
車窓から垂仁天皇陵が見える。やはりここは古い土地、ヤマトタケルの祖父にあたる大王に因むところなのだと思う。さきほど郡山から乗り込んできた部活帰りらしい高校生たちの「いま」と […]