「考える」ことは「問う」ことから
よく講座で、「なにかありませんか。なんでも言ってみれば!」と先生がおっしゃるのに、なかなか声が出ないことがある。質問できないということは、あまり深く考えていない証拠と、自分の不勉強を責めてしまうのだが […]
触発
今年ほどドラマティックに展開したことはなかった、と愛媛大学の共創学部に入学したMくんは声を弾ませる。宇和島の親戚の養殖業を手伝ったことなどから、自分が関心を寄せる「薬草栽培」で地域おこしを考え、志望し […]
「当て」は一杯ある!
「生活に困らないが、生命縛られている!」という高麗先生の書き込みの言葉が胸に響いている。金がないので参加を渋っている知人に、金を出すから行こうと誘ってみることにした。こっちもないけれど、なに、働いて稼 […]
初雪に会わずとも
標高900mの六甲山上は、さすが風は冷たく、霜柱が道にできていた。しかし、今年の雪には会えなかった。それでも、山道を歩くと、いろんな考えが出てきて、整理されていく感じがするのでうれしい。フランスのデモ […]
「全い」の読み方
「全い」ってどう読むのだろうか。「全い」白いコーヒーって、どんなものだろう。ふつうには、「まったし」で、「すべてそろっていて不足のないさま」を意味する。また「またい」という語も中世の狂言に出てくる。「 […]
沖縄のこと
とうとう土砂投入が始まるという。現地の人々の反対を押し切って、なぜ辺野古に基地をつくろうとするのか、政府の意図が理解できない。日米安保条約や地位協定を盾に強引にやろうとする強い意志ばかりが見えて、沖縄 […]
「離脱」
先日の応用講座で先生が、「早く離脱したかったのだ。」と言われて以来、頭に「離脱」がこびりついている。何か哲学用語なんだろうか。やっと読んだ『アナキズム』(栗原康著、岩波新書)の中にも散見する。アナルコ […]
美しい月に近づく!
大きな月があまりにも美しいので、つい東の方へバイクを走らせてしまう。この金色の月の光に繋がって安心できる在り方こそ、昨日の応用講座と存在論の受講の成果のように思える。これまでとは違う道を見つけたのだと […]
詩:予感
今年初めて銀杏並木に出会ったような気がする まだ緑の残っているところもがあるが健気に黄葉して ひんやりした秋の空に向かって、ある方向を示している 愛についても、命についても、体についても わたしには分 […]
今日の喜び
今年も秋田からリンゴが届きそうだ。お昼に横手市増田のおばあさんから電話があり、「少しだけれど秋の味覚を送ります。」と。そのおばあさんとは、もう10年以上前に、その地に伝承されていた民謡(「さいさい節」 […]
「アナーキズム」
新聞広告に、『アナーキズム』という本が出ていたので、気になった。昔随分憧れたことも思い出す。有名なアナーキストと広島まで「平和大行進」を一緒したこともあり、その生き方に感銘したのだった。しかし、現実と […]
「考えるために病気になる」
読書会のために、『U理論』を読み返していたら、「人は考えるために病気になる」と言った患者がいる、という話が出てくる。「時間がないと言ってると、病気になって無理やり時間を与えられることになる。」と。やっ […]
❝レイオフ❞
非常勤講師の仲間に、「雇用契約見合わせ」の知らせが届いた。今年で59歳、来年からは年金が授与できると喜んでいた矢先に。一昨年、わたしがそうだったので身につまされる。何の落ち度もなく、問題を起こしたわけ […]
文章の力
とにかく表現することが大事だと思っているが、昨夜はそれに関して気づきがあった。人間らしく生きる、「食べる・寝る・着る・仲良くする」基本を守るために、まず「つながる」ことが大切だと思って、「通信」を編集 […]
「命」問答
先日、小学校三年生の男の子が、「先生、命って、どうしてできたんですか。」と聞いてきたので慌ててしまった。「命」について、このところ気になって仕方ないときだから。AIで「命」と同じものができるのかどうか […]
縄文珈琲味覚
先日、仙台の電力ホールで購入した“縄文珈琲”を飲んでみた。いざ、というときに飲もうと思っていたが、どうしても飲みたくなって。きっと体が要求したのかもしれない。おいしかった!というより体が喜んでいるのが […]
「命の音すなり!」
もう仙台の会場に行く前からそれは始まっていた。空港アクセス線の快速電車の車内にトンボが入ってきて、わたしの胸に止まって動かない。まさかのことに向かいに座った人もびっくりして見つめるばかり。仙台平野の秋 […]
“行くよ仙台”
?35反の帆を巻き上げて行くよ仙台石巻 (「大漁歌い込み」) もう今からワクワクしている。ひと月前は、とても行ける余裕も金もない、と決め込んでいたのに、学校は時間割のやりくりができ、お金は何とかなり、 […]
エヴァンゲリオン
今日もまた近くの山歩きを同僚と楽しむ。「高血圧」のことが気になっていたが、心身ともに解放するに如くはないと思って、秋の尾根筋を行き、気を晴らす。(帰宅後、計測してみたら、113-81で全く異常なし!) […]
「こんないい所はない!」
人が人であるための基本(食べる、寝る、着る、住む、仲良くする)が決して狂わないように、人が内面の輝きを失わないように、そして、新しい生き方をする能力アップのために、先生が全身全霊で創出された空間!そこ […]
二つの戸惑い
一昨日、学校で事務を執っていたらフラッとして急に体調が崩れる。「えっ!また風邪でも引いたのかな。」と思って、机に突っ伏して安静にしていたが、どうにもよくならないので、保健室に行く。養護教諭に「とにかく […]
クロガネモチ
芦屋川河畔の住宅に大きなクロガネモチの樹があって、もう赤い実をたくさんつけている。たしかこの近くのお寺の境内にもあった。「苦労がなくて金持ち」に通じるから、わざわざ栽培している向きもあるようだが、この […]
明るく!
ボランティアの尾畑春夫さんは、貯金はないが、月55000円の年金で、「やりたいことをやるるのに足りるので十分です。」と言う。(朝日新聞)そして、「お金が好きです。」と屈託はない。さらに、「後50年は生 […]
「導き」だったのか
六甲山上で「地獄谷への入り口はどこか」と、登山センターの人に尋ねたら、「そこはだめ。大雨の被害でとても通れません。落ちますよ!」と、まるで相手にしてくれない。平坦な下降路を行けと聞かない。わかったと余 […]
詩:10月上旬
曇った朝、路地を曲がると、金木犀の薫りがした ああ、秋が来たのだ、というよりも命を養うものを感知しえたよろこび! 情動と情愛が大事なんだと思う。知性よりも言葉よりも! それから自分の声で、自分の唄を歌 […]