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「いつ」


日本語の時間を表わす言葉に「いつ」があるが、よく考えてみると「時間」のなにを表わしているのかわからなくなる。古語辞書によれば、①時点を示す。なんどき。➁何らかのとき。③あらゆるとき。いつも。とあって、結局、過去なのか未来なのか分からない。英語のWhenは疑問詞として定着しているが、困ったことに、日本語文法には「疑問詞」立てないで、「副詞」扱いだ。それより古語では、「稜威・厳」の「いつ」があって、神聖で威厳のあるものを指すとのこと。だから、「何時見ても稜威みても魂きはる」(玄月)の句もある。「いつ樫」「いつ幣」とか。――漫然と使ってきた「時間」を表す言葉だが、もしかしたら「いま」「瞬間」の意味内容も含んでいたのかも。まだ時間のことにこだわっている。「詩」のようなものを書いてみた。

さて、どうしたものか

昨日は、澄み切った碧空に舞う樹氷の雪の雪片に心奪われ

葛城の冬の尾根を歩く元気に酔い痴れていたのだが

今日は、愚昧な自分を高めねばと思い、本を開き、博識に遠いのを歎き

具体的な行動を、語り合う友もいず、逡巡と観念の中にいる

ただ、年末から年始にかけての行動と考慮と表現で、ぶれない心あり

大いなる存在からの輝きと温かさを一身に受けているのが分かる

そう、後はたとえ迂遠でもコツコツと本を読み、言葉を磨き

たとえ徒労でも諄々と人に語り、抱負を伝え、知恵を磨き、

自分と人が明るい顔で真っ当な人生を送れるような世の中を目指したい!

災難や病気に強く、貧困や老齢に屈せず、共感と変化の実相に生きていきたい

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時を逃がさず
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比叡山 工房にて
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高麗恵子ギャラリーにて-2