“生まれ変わる言葉”
「国語の先生は何を教えてるのだろう?」――先日の応用講座で先生がそうつぶやかれていた。教壇で「現代文」を担当している身としては、もどかしさに駆られるばかりだ。一方、文科省検定教科書「国語総合・現代文」 […]
喜び!
大げさに言って「二年ぶりの応用講座」!(去年12月以来、正月はすぐに満杯になってしまった。)「行けないことにこだわっていないで、行けていることを思い描きなさい!」と“引き寄せの法則”の本にもあった。そ […]
節分に
昨日、その子の家に入ったら、いきなり豆をぶつけられた。 「鬼は外!」とかれが笑っている。 「そうか!今日は豆まきの日だったか。」 「先生は鬼なんだ!」と応じると、かれがうれしそうに、「これ、食べてみて […]
「平均」って、必要なことか。
「算数のテストで、1回目と2回目の平均は65点で、3回目までの平均は68点でした。さて3回目の得点は何点ですか。」(5年生の「平均」の問題) 家庭内暴力でほとんど学校に行かず、もう28歳になる双子の姉 […]
月末に
前に先生がパンデミックも心配だとおっしゃっておられたが、その通りになったので、びっくりしている。つぎつぎと破滅的なことが起こり、世の中が悪い方向にしか進んでいかないように思え、不安と心配が尽きない。そ […]
内面を見る
「内面の美しいことが大切」という先生の言葉が傍にあって、何かひどくうれしい気持ちでいられる。実は、このところひどく心が不安定で、ちょっとお金が足りないことでおろおろしてしまったり、忘れ物や落し物が続い […]
25年目の震災記念日
「限りなく悲しく、また幸せでもあった!」 震災の年に書いた詩の文句である。「絶望」と「希望」、あるいは、「破壊」と「創造」とがともにあった、あの日のことが思い出される。「いだき」受講から4年ほどのこと […]
人はなぜうそをつくのか
ふと前を見ると、道の向こうに大きな満月が黄色く輝いていて、もう少し行けば、飛び移れそうな気がした。その金の世界に行けそうな予感があった。さっき大阪の野田夷神社の「十日夷」にお参りしてきたご利益のように […]
「際に立つ」
幼少時代に虐待を受けて不登校になり、市の支援を得て生活保護を受給されて暮す、27歳の双子の女性がいる。どういうわけか、2年以上前から、通塾し続けている。唯一、心休まる所とのことであるが、このままでいい […]
“可能主義”
悲観主義でも楽観主義でもない立場をこういうそうだ。根拠なく希望を持ったり、不安になったりするのでなく、きちんと事実を把握し、その上で建設的な行動をとるスタンスとのこと。(ハンス・ロスリングの主唱、『U […]
詩:予感
予感 朝、エチオピアのコーヒーを飲みながら、わが心身を味わう 今日はたっぷり時間もあるし、体調も悪くないので 書類のファイリング、礼状書き、読みたい雑誌や本が一杯あって どれから手を付けようかと、しか […]
今日から授業開始!
実は、元旦が「餅つき」だとばかり思って「高麗カフェ」に行ったのだった。よく確かめもせず、とんだ失策と落ち込んでいた。でも、今日はいいことがあった。何と初仕事をしたのだ。どうか今年もよろしくお願いします […]
知を磨いて
もう中学のときから、ずっと通い続けている高三生が「先生はだんだん鋭くなってますね。年齢なんて感じませんよ。」と言ってくれたのがうれしかった。年末恒例の「この一年」を作り、今年を振り返ってみたとき、何か […]
雑木林は魂の拠り所
野火止用水と平林寺界隈を散策し、雑木林の魅力を堪能した。東久留米の氷川台の知人宅を訪ねたが、裏の雑木林とともに更地になり、新築の建売住宅が売り出されていた。清瀬の親戚の家も同じだったので、そぞろ哀しさ […]
武蔵野へ!
いよいよ明日から上京して、三鷹での連続コンサート「高句麗伝説」に臨む。わたしは生誕地は、杉並区馬橋の甲州街道沿いの家である。しかし、幼少期から関西に移住し、ほとんど関西人なのに、なぜか「武蔵野」に憧れ […]
「自分のやりたいこと」
今年一年、自分の仕事(国語教師として活躍したい!)の展開のために、「おとのための国語講座」や、事業所や会社での「言葉の力養成講座」を展開すべく、ずいぶん努力してきた。中小企業経営を支援する政府公認の機 […]
「自」の付く言葉
同僚に誘われて、小雨の中テラス喫茶でお茶をする。「Virture」(内発)と「自発」との違いについて、初めて知ったことを告白していると、かれは「そうなんだ!、明治維新以来、「自」にこだわり過ぎた教育が […]
救われて
もしかしたら危機的状況にいたのを、また救ってもらったのだという思いにいる。風邪で弱っていただけではなく、なにも「問い」を発することのない状態の中でおとなしくしていたら、先生が何度もサインを送って下さる […]
here & Now
久しぶりのコンサートに参加できる喜びがあるから、「あまり無理をなさらずに」という声をスルーして、『そこには救済と叡智があるのだ!』という確信で行動する。しかしながら、第一部のとき、どうしても咳きこんで […]
12月7日
12月7日の感慨 年賀の欠礼状が来て、初めて級友の死を知る 新聞の報道で、中村哲医師の非業の死を知る どちらの死についても、全く関知していないことが哀しい 90歳になる横川澄夫さんの集いに、京都まで行 […]
ことばの紅葉狩り
松茸狩りやシジミ狩りは、実際の収穫があるのだから、出かける労力の意味はある。しかし、紅葉狩りは、なにも手には入らない。(箕面では「紅葉の天ぷら」は食べられるが)でも、みんな出かけ結構満足しているような […]
“見えざる神の御手”
市場に任せておけば、見えざる神の御手が働きうまくいく、とアダム・スミスは述べたとか。どうやら「新自由主義経済」も、利潤率低下と地球環境の悪化とによって、行き詰まりを見せ、AIの進展によって、もうどうに […]
全てがうまくいくに違いない!
アメリカの「新上流階級」は、ファーストフード店には近寄らず、酒はワイン程度で禁煙、新聞はいくつか購読し、テレビはスポーツ番組やバラエティーあまり見ず。休日は大自然に遊ぶのだそうだ。(橘玲『上流国民/下 […]
筋肉の燃焼
昨日の応用講座のピアノを聴いていたら、先日の徳島剣山の「宝蔵石」の前にいたときの気分と同じものを感じ、体が蘇生する思いがした。それこそ「冒険」を生きる場にあることが分かったのだ。存在論のときも、言葉や […]
同僚の解雇通知
今、出向している学校では、非常勤講師は、毎年契約更新のための「採用試験」を受け、面接まで課せられる。(わたしは、それよりひどい「派遣教員」なので、そういうこともない。3月時の状況次第である。)そして、 […]