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詩:春とコロナ禍


春とコロナ禍

3月下旬25日、よく晴れた空が夕方の光に変わり
ビルや住宅の側壁が輝いて、国道を走る車もスムーズなので
一体、コロナ禍は去っていったのかと、軽い誤解に甘えてしまいそう
そう、わたし自身は、昨日悪魔が去っていったと思うことにしたのだ
だから、今日は、書きたいことがスムーズに書け、心が軽い
また、読みたい本がすらすら読め、心が豊かである
やはり、「書く」ことは「回復」、「読む」ことは「治療」なのだ

授業を一つして、気が付くともう6時過ぎ
街は静かに闇に飲まれ、車のテールランプが鮮やかだ
一体、コロナ禍の先の見通しは、まるで分らず、不安もあるが
ただ魂のみ至誠であれば、よく天地を動かす、という二宮尊徳に学び、
謙虚に徹して、逆境を乗り越えた中江藤樹のように※
生活を正し、困難を自力で乗り越えていくしかないと思う
常に心を耕し、気持ちを強くし、賢く生き抜いていきたいもの

※内村鑑三『代表的日本人』からの引用

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