図書室
あらためて図書室では本が読める!ということを思った。学校の授業の合間に、『感情の正体』(渡辺弥生著、ちくま新書)という新書本を持って、図書室に行き、本棚に囲まれた一隅で大きな机に向かって、読んでいくと […]
薄汚れた男とすれ違って
街角で、スマフォを見入っている男とぶつかりそうになる。「おっと!Kくん。」そのポニーテールの男は、昨夜、訪ねてきたばかりのKだった。その時も、仕事の苦境やものごとのうまくいかなさを嘆いてばかりでうんざ […]
君もコクリコ
明治45年、与謝野晶子は、シベリア鉄道を経由して、5月19日にパリに到着。半年ぶりに夫と再会したかの女は、「ああ五月仏蘭西の野は火の色す君もコクリコ我もコクリコ」と詠み、パリの見聞を楽しんでいる。コク […]
“感情のバターを乗せた会話”
9.11コンサートと、応用講座と存在論と死についてとで、わたしは救済された。16日は、8時間余パソコンに向かって、何かを書き、何かをまとめ、何かを伝えていた。そして、それからも仕事と読書と述志とに夢中 […]
頭を良くすれば!
あらためて「考える」とはどうすることかと思っていたら、ちょっとわからなくなって、比較検討、因果律、帰納・演繹、具体と抽象、弁証法ではだめなのかと質問したのだった。そのような「形式論理」だけでは、語り得 […]
苦悩を越えて!
何か究極のところでは、救われるのだ! という「信念」みたいなものがあって、何とか9.11コンサートに参加でき、知人と並んで聴けたことがうれしくてならない。これでまだわが声明を全うできるプラットフォーム […]
生き甲斐
ふとした生徒との会話がわたしを元気にしてくれる。授業中から本を読んでる子が、授業の後やってきて、「今これを読んでいるのです。」と話し掛けてくる。有川浩の『海の底』だった。「面白そうだね。」「結構、楽し […]
遺失物戻る!
台風15号の被害のお見舞いを申し上げます。関西は、幸い酷暑だけでしたが、わたし自身は、とんでもない「嵐」に見舞われました。午後、やる気の出ない高校生を連れて、芦屋の奥山に出かけたのですが、夕方帰宅して […]
心意気に生きる
昨夜は寝苦しく、何か自分がすべていけない、だらしなく無責任だったことを、みんなの前で認めて謝ろうとするのだが、とてもそんなことでは、どうにもならないこともわかっていて苦しくてならなかった。でも、朝起き […]
決めて動くこと
今月は何かと余裕がなくて、コンサートにも講座にも行けそうもないと思っていたけれど、だからいけないのだ、何があっても参加すると決めなくちゃ、という気持ちとのせめぎ合いが続く。そうしたら、9.11.のコン […]
チケット売り
たった1枚だけれど、9.11.のチケットが売れた。全く新しい人に勧め、エンロールされたのは久しぶり。これで、先の展望が開けたように思えるのは、また「救われた!」という感覚。悩ましいことや心配懸念を抱え […]
すぐに言う!
学校で授業していて、生徒の質問や意見があまりにも少ないことがとても気になった。前にも書いたが、学期の初めに、「今の気持ちを一言メモしてください。」と言ったのに、素直に、「友達に会えたのは良かったが、勉 […]
歩いてみたら!
「ちゃんと歩くことが出来るとネガティブ思考から脱出出来ます。」――いだきしんコンサートメッセージ(2018.7.17.)昨夜、CDを聞きながら寝て、今朝このメッセージに改めて感激した。ともすれば、「ネ […]
気持ちを書く
今日から高校の二学期の授業は始まった。いつも学期の初めのときは、ちょっとしたドリルなどをやらせるのだが、今日は「いまの気持ちのメモをつけてください。」と言う。學校が始まる9月1日は、生徒の自殺率が高い […]
おなじ歌を歌い続ける
岸田衿子さんの詩に、「一生同じ歌を歌い続けるのは/大事なことです 難しいことです/あの季節がやってくるたびに/同じ歌しか歌わない 鳥のように」という四行詩がある。有為転変の世にあって、仕事も変わり、思 […]
仕事を通して
今日の新聞の「声」欄に、子どもが不登校になり、それを優しく受け止める社会でないことを嘆く記事があった。「子どもは、学校に行っても行かなくても苦しく、親もまた孤独感や閉塞感、不安感、焦燥感に」駆られなが […]
自信を取り戻す!
明日から高等学校の2学期が始まる。このところ国語教育論に夢中になっていた。そして、国語教師としての自信を失っていた。それが、雑誌すばるの7月号「教育が変わる・教育を変える」と、雑誌文学界9月号「文学な […]
風が吹く!
まず「自分の言葉をぶっ壊せ!」と、「死について」の冒頭でおっしゃったので、「表現することは大事」と調子に乗っていたわたしは、ほとんど死にそうになってしまった。(死んだ方が良かったのかも……。しかし、こ […]
教育者としての言葉を養うために
雨が降っていて、気持ちも鼠色である。今時分になって、W・サローヤンを読むなんて、文学愛好者の端くれでもないと自嘲したくなるが、そんなことどうでもいい。『ヒューマン・コメディ』の出会えた人生、捨てたもの […]
存在を表わす!?
凄い暑さの中、冷房もない高架下の倉庫のようなところで「歌の会」があり、参加してきました。ずっと自己表現の機会と場を創ることを大事なことと考えて生きてきたので、できるだけ行くようにしているのですが、「こ […]
詩:狛江にて
狛江にて 東京の西、多摩川に面して狛江市がある。新宿から小田急20分 高麗の江だとしたら、昔、亡命してきた高句麗族のゆかりの地か 埼玉県には高麗川が流れ、高麗神社もあるが、東京周辺には故地が多い その […]
雲海はるか向こう!
昨日の太鼓の音、笛の音、詩の言葉で、もう体幹から振動が始まり、体の中に染み付いていた黒いものや汚いものがすっかり落ちてしまった。前から3列目の左にいたからだろうか、あんなに体に響いたのは初めての経験だ […]
台風を待って
今日になっても、あまり昨日とは変わらない天候に、ちょっと変な気がする。結局、台風の直撃はないのだろうか。まだ分からない。午後からが危ないというので、今のうちにやるべきことをやっておこうと思って、塾に来 […]
いろいろないきかた
台風が大分近づいてきたのか、時折、大粒の雨と強い風が窓を打つ。さっきで確認したら、明日の夜行バスは運航中止になったとか。慌てて、16日の新幹線を買ってくる。(これは意外に簡単に手に入った。)決して台風 […]
“老け留まり”
台風のことが心配だ。わたしは16日の狛江に参加する予定を立てて準備しているが、ちょうど台風が関東を通過していそうであるので、気になって仕方がない。一昨日の夜は、『U理論』の読書会で、やっと第11章「プ […]