シリア映画を初めて観て
シリア映画『ダマスカス アレッポ』の最後、絶対、イーサーは地雷を踏むんだ、その不条理の哀しみ象徴するんだと思い込んでいたが、爆発はなかった。もう一つの『ナツメヤシの血』の最後、仲良しの兵士一人くらいは […]
コンサートの後は天ぷら定食
食欲戻ったので、京都駅地下の天ぷら専門店に行き、好物を食し、やっと現実に舞い戻った感覚になる。やはり、「イダキシン・コンサート」は特別だし、究極の救いだし、命を取り戻す場なのだと確信する。 パイプオ […]
“自信喪失“を乗り越えるべく(講座の前に)
ある教室で試験監督していたら、大半の生徒が試験放棄して教室から出て行ってしまい、大騒ぎに。そして、つぎのシーンは校長室。「先生はその任にあらず」と解雇を申し渡される、ところで目が覚めた。教室経営がう […]
猛暑日記
昨日、あまりに疲れたからか、今朝は9時過ぎまで寝てしまう。もう気温が32度もある。汗まみれの衣類を洗濯する。そして、ベランダにしまっておいた扇風機2台を取り出し設置し、大掃除。でも、ほんと […]
詩:梅雨の晴れ間
世界各地で酷暑と大雨が襲うし、日本の梅雨もすっかり様変わりして 降ればすぐに洪水、浸水やがけ崩れ、家屋は水浸しに、橋は崩壊する 熱中症で倒れる人のニューズが続き、備えようのない不安が増幅する 前から思 […]
言葉が光るとき
「これはいい授業!これからに役に立つ勉強だ!」 Sくんが、講座終了後、片付けを手伝ってくれながら、そう言ってくれたのがうれしかった。その言葉が光り輝いて、わたしの憂さを一変に取り除いてくれた。 医学部 […]
“リンゴ・エチュード”
とうとう伝家の宝刀を抜いてしまった。 ➀リンゴをよく知らない人にリンゴを言葉で説明しなさい。 ➁リンゴをよく知っている人にリンゴの話をしなさい。 1回20分で、大学入試の小論文の指導をしてほしいとい […]
詩:五月の終わりに
5月の終わりに 神社の境内に入ったら、ふっくらとした気を感じた もう梅雨かと思うような小雨まじりの曇天だったが で、参拝し、おみくじを引いたら、「1番・大吉」! 身体の中の充実を言い当てられたようで、 […]
「見る」について
見れど飽かぬ吉野の川の常滑(とこなめ)の絶ゆることなくまた還り見む(柿本人麻呂) この歌について、「見る」ことにより、保護霊のあるその地との接触は、すでに行われている、と白川静『初期万葉論』 […]
「入れ歯」ショック
虫歯の治療に通っていて、昨日、とうとう入れ歯になってしまった。以前のように「挿し歯」で済むのかと思いこんで、よく医者の説明を聞いていなかったこともあるが、装着の練習をさせられているうちに、頭が真っ白 […]
無駄な勉強か
本なんか読んで何になる。本の知識をひけらかしても何にもならない。しかし、本を読まないなんてありえない。「ここ何十年、本なんか一冊も読んでませんよ。」と大声でいう人の顔を思わず見てしまった。わたしより […]
言葉を紡ぐ
(過日の応用講座で、「人を当てにしない」ことと「人と良い関係を築く」ことの難しさに思い悩んでいましたが、京都での「高句麗伝説」に参加し、「ここで、こうして生きていけばいいのだ!」という確信のようなもの […]
“復活”
“復活“ 今年の復活祭は3月31日(日)だっとか、すると、もう三十四日も経ってから、わたしは「復活祭」を迎えていることになる。なに、ドストエフスキーの『罪と罰』を再読して、そのエピローグに感動し […]
弱音を吐くな!
「先生!弱音さ吐かずに頑張ってけれ!」 歯の治療が終わったところへ、秋田の90歳のR子さんから電話があり、激励されてしまった。この間、81歳になり、ちっとも大成できず、苦境の孤独を詩に書いて、知人 […]
脱「頽落」
行く春ならぬ、もう初夏の山歩きを、昨日、知人と楽しんだ。木陰の風はひんやりとして気持ち良く、尾根筋の山ツツジ(コバノミツバツツジ)の薄紫の輝きは、異次元の存在に巡り会えそうだ。 山ツツジ もう一 […]
詩:わが顔
わが顔 自動車免許の更新に伊丹まで行く 長蛇の列に並んで手続きと支払い 心配した目の検査はあっさり合格 最後に写真撮影で手続き完了だが 新しい免許書の写真を見て、すっかり嫌になる、意欲をなくしそうだ […]
詩:ムスカリ
ムスカリ なぜか青い花には魅かれ、足が止まる 聞けば、ムスカリという外来の園芸種 調べると、寛大な愛、明るい未来の花言葉 しかし海外では、失意とか憂鬱とからしい 私もこの両方の心あり、魅せられたのかも […]
リベラリストとして
やっと夙川河畔の桜が開花し出した。空があまりにも朗々としだしたので、本を置き、ちょっと外出しようと家を出たのであるが、あまりに気持ちがいいので、ベンチに腰掛けて日光浴を楽しむ。幸せそのもの! 心配ばか […]
陽光に誘われるように
陽光に誘われるように 昨日までの悪天候が嘘みたいに明るい晴天だ。午後ちょっと散歩にと思って歩き出したら、気持ちが良くて、ついつい浜の方まで歩いてしまい、結局3時間足らずの散歩になってしまう。心配してく […]
「言葉は存在の家」
たまたまネットで調べ物をしていて、「ハイディガーVS道元……」を見つける。『ハイディガーの哲学』の著者轟孝夫さんと、曹洞宗の南直哉さんの対談で、「語るべきところを語りうる」には、「記述の改造」が必須と […]
新しい朝を迎えて!
今まで、わが悩みを認めてもらいたくて、「分かち合い」などと調子のいいことを言い続けてきてしまった。少し困窮すると、「だれかわかってよ!」「助けて!」と叫んでいた。神社にお参りし、おみくじを引いて、一喜 […]
詩:「天佑神助」に近く
「天佑神助」に近く あいにくの雨とか、悪天候のためとか、言うけれど 花起こしの雨とも、恵みの雨とも、言うではないか ひとの側の勝手、言葉の綾、真実や本音を伝えない ハイディ […]
「ことばのコード」を変えなくては
文学研究やマスコミの言葉では、とうてい体験や社会参加の意味は語れないのだと思った。昨日、京都で、新聞記者OBたちの集いがあり、瀬崎圭二さんを迎えて、その著『関西フォークとその時代』(青弓社)の出版記念 […]
齢(よわい)・弱い・世迷い言
齢(よわい)・弱い・世迷い言 昨日、虫歯を抜いた。去年の春、別の歯医者に、「もう抜くしかない。」と言われ、それから通院せず、歯磨きだけ励行して、過ごしてきたのだったが、先日詰め物が取れたので、仕方なく […]
「他者感覚」
秋田の知人女性から長い手紙(返書)が届いた。そこに、あなたは「他者感覚の鋭い人」だから、さぞお辛かったことでしょうと、わたしの“筆禍騒動”による嘆きを慰撫してくれていたので、うれしいと同時に戸惑ってし […]