詩:手を握られて
手を握られて それまでさりげない会話を交わしていた18歳の少年が ふと、わたしの肩に近づき、そっと手を握ってきたので 軽い戸惑いをするが、その「やさしさ」に胸が熱くなる 「先生はおいくつなのですか […]
“デジタル音痴”
昨日は、ある高校の成績記入で疲れ切ってしまった。この頃はどこの学校もデジタル化が進み、紙媒体をできるだけ少なくしようとしている。そして、成績の算出も、「知識・技能」と「思考・判断」、さらに「主体的取り […]
詩:「モチーフ・メモ」
「モチーフ・メモ」 受験を控えた“高校浪人生”に、休憩しようと、紅茶を淹れてやる よくお母さんの事務所で遊んで、紅茶やコーヒーを飲み慣れているんだと うれしそうに言うので、やはり母親を慕っ […]
「もう一つの道」を通って
冷たい雨と風の「寒の戻り」の街を歩いていると、昨夜のコンサートの余韻が、体の中から、わたしを支えてくれているのが分かる。頭の方は、確信と困惑、責任感の重圧で、一喜一憂する状態のままなのであるが……。 […]
メモと感想
【応用講座】 *(いったい何が起こり、どう復活されたのか?) 「病気」(ちゃんと病名もある)で入院。“確信犯”として療養(抗生剤投与・安静・食事)し、 自分自身を保ち、強い自覚で復活、退院したのだ […]
講座前日に
明日の「応用講座」を前に気持ちを述べたい。 まず先生に直接お会いできることがうれしい。なにか先生だけが、わたしをそのまま受け止めてくれ、「さあ、リスタートだ!」と励ましてくれるように思うから。それこ […]
「AIとの対話」
知人のAさんが、「人が何を望んでいるかを、AIの方から探っていく、質問する、言葉や表情から察していく、というような未来があるか」をプロンプトの双方向について、「Chat-GPT」に直接聞いてみたやり […]
月光に力を得て
わざわざ京都まで出向したのに、その学校は休みだった。今日がその放課後講習の最終日だったので、風邪気味をおしていったのに。派遣会社からは何の連絡もなかった。とにかく来週に順延という話になったが、その帰途 […]
新生
ゆっくり寝て、掃除・洗濯し、朝食後、昨日Uさんがくれた「幻のコグリョカフェ」を飲む(もちろんCDを流しながら)と、強い朝日が射し込んできて、心がゆったりとして、「なに大丈夫だ、順調な航海が続くだろう […]
震災30年目の朝
震災30年目の朝 夢で、新しい「国語サロン」の開催に向けて、大わらわになっている。 夢から覚めたのは、午前7時。30年前の震災のときの6時前に起きるつもりだったが……。そんなことより、思いがリフレ […]
歓びとうれしさ
イダキシン先生が復活された!うれしいかぎり。わたしなどの思いもよらぬ次元で、人々が各自の能力を進展させ、「愛」の世界を構築していく土壌を創って下さり、悪しきものと対峙、闘って下さっている人が元気になら […]
「深奥」を見つめて
「深奥」を見つめて 「元旦」だ、「初詣」だ、と言っても、所詮、人間の勝手な宇宙や自然の解釈に過ぎない、「言葉」を使っての思い込みに過ぎない。ああ、この「意識」が邪魔だ、と思いながら、元旦は、金剛山の […]
気を取り直す
気を取り直す そうか、あのトラブルは、わたしのミスになり、レイオフなのか そうか、あの買い物は、衝動に駆られたまでであり、いまの金欠なのか そうか、あの物言いは、忖度や配慮が足らなく、その人の熱意をそ […]
読書と述懐で
元気をなくしても いま本屋の店頭に山積みされている本の一つ、養老孟子著『人生の壁』(新潮新書)と、塾生に勧められた、工藤勇一・鴻上尚史著『学校ってなんだ!』(講談社現代新書)を読み、ずいぶん心が […]
秋風の中のコーヒー
八坂の塔からの秋風が「高麗ギャラリー・カフェ」の室内を通っていく。「コマゲシャ珈琲」のまろやかさが、まるで薬湯のように体内に染み込む。イダキサウンドが思いを深め、なおかつ読書を進める。わずか15分ほど […]
月光
月光 美しいプラチナ色の月が夕闇の空にひときわ輝いている。それだけのことなのに心が落ち着く。さっきから、どうもやる気が起こらず、やたらと疲労感が募るばかり。現状を打破して、なんとか先を創っていかねばな […]
体調を崩すが立ち直る
5月中旬ころに体調を崩し、血圧も高かかったので、医師の薬をしばらく服用した。しかし、余り薬に頼りたくなかったこともあって、自分の治癒力を信じ、一切薬はやめて(ドリンク剤は別)、睡眠と運動は十分に取り、 […]
新しい共同体に向けて
「商品交換は、共同体の果てるところで、共同体が他の共同体またはその成員と接触する地点で始まる」とマルクスは述べているそうな。そして、「貨幣とは、その意味で、共同体にとっては常にその外部を代表するもので […]
「変わらんから……。」
いよいよ選挙戦も終わり、明日は投票日。つい高校一年生の男の子に、「きみはまだ投票権がないけど、選挙のことは気にならないか?」と声をかけてみた。すると、おもしろくなさそうに、「変わらんから……。」と言 […]
お大事に!
S夫人のラインや、KKWSで、イダキシン先生の「体調の変化により」コンサート等が中止になったっと知り、とても驚き、かつ心配しています。「世界や日本が、われわれが感じている以上に危機」という声もあります […]
アリョーシャと共に!
やっと『カラマーゾフの兄弟』5巻を再読する。正しくは、三読なのだが、初めて読むような感覚が最後まであり、三兄弟とグルーシェニカとカーチャと二人の女性中心に展開される人間ドラマの壮大さに打ちのめされる […]
核兵器も原発もなくそう!
「日本被団協」がノーベル賞を受賞したニューズはうれしかったが、スマフォの会社が原子力発電を進めるという今日のニューズには驚きもし、あらためて、「核の平和利用」という言葉の曖昧さについて考えこんでしま […]
えっ、春!
「応用講座」のピアノの最初の一音から、春が来たような温かさと新しさを感じ、とても気持ちが良かった。狂い咲きの桜を見つけた感じ。今日は、一時間時間を間違えて、「存在論」は14:45~で、昨夜の財布忘失の […]
ラッキー!
東山・白川は、今日も豊かな水の流れだった。そこに架かる小橋を渡って、コンサート会場に向かうときもワクワク、コンサートから帰るときもワクワク。今夕の東山は、青空の下、緑も美しく、山の襞がくっきりし、輝い […]
老後と言わせない暮らし
7月~9月の三か月を振り返ってみて、「猛暑と高血圧と金欠病の日々」と言えるが、そのわりに豊かに、したたかに、精神的に向上もしたときだったようにも思い、「老後」というイメージから遠い暮らしの毎日である […]