読書と述懐で
元気をなくしても いま本屋の店頭に山積みされている本の一つ、養老孟子著『人生の壁』(新潮新書)と、塾生に勧められた、工藤勇一・鴻上尚史著『学校ってなんだ!』(講談社現代新書)を読み、ずいぶん心が […]
秋風の中のコーヒー
八坂の塔からの秋風が「高麗ギャラリー・カフェ」の室内を通っていく。「コマゲシャ珈琲」のまろやかさが、まるで薬湯のように体内に染み込む。イダキサウンドが思いを深め、なおかつ読書を進める。わずか15分ほど […]
月光
月光 美しいプラチナ色の月が夕闇の空にひときわ輝いている。それだけのことなのに心が落ち着く。さっきから、どうもやる気が起こらず、やたらと疲労感が募るばかり。現状を打破して、なんとか先を創っていかねばな […]
体調を崩すが立ち直る
5月中旬ころに体調を崩し、血圧も高かかったので、医師の薬をしばらく服用した。しかし、余り薬に頼りたくなかったこともあって、自分の治癒力を信じ、一切薬はやめて(ドリンク剤は別)、睡眠と運動は十分に取り、 […]
新しい共同体に向けて
「商品交換は、共同体の果てるところで、共同体が他の共同体またはその成員と接触する地点で始まる」とマルクスは述べているそうな。そして、「貨幣とは、その意味で、共同体にとっては常にその外部を代表するもので […]
「変わらんから……。」
いよいよ選挙戦も終わり、明日は投票日。つい高校一年生の男の子に、「きみはまだ投票権がないけど、選挙のことは気にならないか?」と声をかけてみた。すると、おもしろくなさそうに、「変わらんから……。」と言 […]
お大事に!
S夫人のラインや、KKWSで、イダキシン先生の「体調の変化により」コンサート等が中止になったっと知り、とても驚き、かつ心配しています。「世界や日本が、われわれが感じている以上に危機」という声もあります […]
アリョーシャと共に!
やっと『カラマーゾフの兄弟』5巻を再読する。正しくは、三読なのだが、初めて読むような感覚が最後まであり、三兄弟とグルーシェニカとカーチャと二人の女性中心に展開される人間ドラマの壮大さに打ちのめされる […]
核兵器も原発もなくそう!
「日本被団協」がノーベル賞を受賞したニューズはうれしかったが、スマフォの会社が原子力発電を進めるという今日のニューズには驚きもし、あらためて、「核の平和利用」という言葉の曖昧さについて考えこんでしま […]
えっ、春!
「応用講座」のピアノの最初の一音から、春が来たような温かさと新しさを感じ、とても気持ちが良かった。狂い咲きの桜を見つけた感じ。今日は、一時間時間を間違えて、「存在論」は14:45~で、昨夜の財布忘失の […]
ラッキー!
東山・白川は、今日も豊かな水の流れだった。そこに架かる小橋を渡って、コンサート会場に向かうときもワクワク、コンサートから帰るときもワクワク。今夕の東山は、青空の下、緑も美しく、山の襞がくっきりし、輝い […]
老後と言わせない暮らし
7月~9月の三か月を振り返ってみて、「猛暑と高血圧と金欠病の日々」と言えるが、そのわりに豊かに、したたかに、精神的に向上もしたときだったようにも思い、「老後」というイメージから遠い暮らしの毎日である […]
「トシのせい」⁉
夙川周辺のハギの花や彼岸花を見て、秋を感じつつ帰宅したら、急に眠くなって一時間半ほど昼寝してしまった。昨夜は、9時間近く寝たはずなのに、そして午前中、PC教室と、塾講座を一つやっただけなのに、なに疲 […]
「こだわり」を捨てて、新しい思いで!
大藪谷 死ぬまで汚らわしいままで生きたい! 酒と女と金がすべてのF.カラマーゾフはそう言い切る 実は、明日殺されるのであるが……、まだ55歳なのだが 息子のアレクセイは、「生きる資格」とは何かと考え続 […]
もう秋! 山道を行きながら
西宮・鷲林寺の山の田んぼには、もう米が実っていたし、秋萩も咲き始めていた。それを眺めながら、やはり思い切って山歩きに出かけてよかったと思う。昨日は、禍々しきものに苦しんだ。言われなきクレームや善意への […]
和みと安らぎを得た!
昨日は、何か久しぶりの講座のような気がした。7月10日以来だから45日ぶり、記録的な猛暑があり、地震があり、大雨があり、政治変化があり、戦争は終わらず、暮しにくさは増すばかり、(わたしは学校が夏休み […]
生を享けてよかった!
「生まれてこない方がよかった」と考える反出生主義というのが、日本のサブカルチャーの中に浸透し、哲学ブームの一端を担っているという。(戸谷洋志著『親ガチャの哲学』)これは、「もう死んでもいい!」とか、「 […]
詩:言葉をもっと!
言葉をもっと! やはり気になっていたのだろう、今月初めの旧友の訃報のことが で、近くまで行ったついでに、かれの実家に訪ねて、事情を聞く いやわたしたちも驚いているんです、急なこと […]
がんばれ!
がんばれ! 「がんばれと、誰かに言ってほしかったのかもしれない。」 フリーターしながら大学に通う30歳の山代裕介は、物心ついたときからの本好きで、独自の分析力と解釈に自負があるが、大卒と高卒の社会 […]
言葉は他者か
「自分の口で言えよ!」ならまだわかるが、「自分の言葉で語っていない。」と批判されると、ちょっとわからなくなる。もともと言葉は他者から教えられたものだし、社会的に継承されてきた文化の一形態なのだから、 […]
詩:「体たらく」
「体たらく」 二つの原爆忌、南海トラフ「巨大地震注意」の中、地震が続くからか 経済的破綻の予想や勤務継続の不安、そして老化への心配が重なって どうしようもない、どうすることもできない、わが […]
驟雨のあと
午後から雷鳴と驟雨があり、酷暑の天候に変化の兆しを感じる。来るはずの生徒が休んだこともあって、午後3時ころから芦屋のS夫人宅を訪ねて行き、先日お互いに見にいった映画(『骨なし灯篭』)の感想や、農業や […]
葉月の誓い
先日、高麗先生からのメール(7/30)で、「真の光が現れる時代」を迎えて、「善の神」の導きを得て、「自らの内にある濁りや曇りを自ずと気づき、働きかけ満ちる空間と溶け合って変わっていくしかない。」とあっ […]
山好きの語る山の本 –松永K三蔵作『バリ山行』読書メモ–
なぜ山に行くのか、わざわざ正規の道を外れ、「熟達者向け・危険」のバリエーション・ルートを選ぶのか。万が一遭難して、運よく生還したとしても、決して褒められるものではないし、結局自己満足でしか […]
詩:梅雨前線消滅
梅雨前線消滅 あんなに重々しく列島に頭上に居座っていた前線が消えた 一昨日の海岸の明るい月で、梅雨明けを実感してはいたが まるで天気図が後追いしているよう、ちょっとおもしろい それに […]