KEIKO KOMA Webサロン

風が吹き


講演会で、一番前に座ったのは初めてでした。
「高麗」の看板の制作の時、その大きなタモの木をいだきしん先生がなでてくださって、「いい木だね」っとおっしゃり、薄墨を全面にぬって、木簡墨で高麗とかかれ、さらに金の顔彩を重ねてくださった高麗の看板。そして看板のある壁面には、高麗恵子さんが比叡山で染めてくださったマーブリングに古の山のいただきにいるような空気を感じていました。展示品としてお蔵入りしていた革マーブリングブックカバーのなかから、10点を選ばれて、蛇腹本にしたてたマーブリング和紙に、詩を書いてくださり、高麗の看板の前で詠んでくださいました。
山の上でみんなでそこらへんの岩にこしかけ、詩をおききしているようでした。いっしょに詩が詠まれる時をともにしている人が場をこえてたくさんいるようでした。詩をおききしていると、もぅ胸は震えてならず、涙がほとばしるのです。風が吹いて、魂がふれあい、また風にのって山並みの向こうまでも響いていくようなのです。なんと、ひろい世界で生きているのでしょうか。。。また、1階に展示されましたマーブリング革ブックカバー 一点一点にもマーブリング土佐和紙に詩を墨で書いてくださいました。革と和紙が絶妙な深さです。詩に表してくださると、マーブリングがさらに浮き立って、動いているように見えてきたり、存在が立っているようにみえ驚きました。何層もの空間から風が行き交う動きがみえたり、まわりをどんどん澄み渡る空気にしていく存在も感じました。作品を決められる方がいらっしゃると、また、作品が光だすのです。集うみんなと、作品をかこみ、心がふれあっていく場にいさせていただき、やさしい気持ちになっていきました。わたしは、雲海と秋の五女山の風を感じる作品をいただきました。魅かれてならなかったのです。いったこともない秋の五女山から風が吹き、つながる雲海がひろがり、部屋に展示すると空気までかわり、澄んだ広い世界がこちら側にもつづいています。「高麗恵子スカイロケットセンター」に集えましたこと、感謝でいっぱいです。豊かに生きていく未来への糧、新たな文化を高麗さんとみんなとともにできて幸せです。新らしい出会いの場をつくっていけるように、コナールでも工夫してみます。ありがとうございます。

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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて
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京都にて
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三鷹市芸術文化センター 風のホールにて