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新たな事実


京都から戻る新幹線の中で、自分の体調が悪化しているのが分かりました。翌日、会社であまりに寒いので体温を測ると38.5度あり早退しました。そんな時に、母の病院のソーシャルワーカーの方から電話がありました。てっきりリハビリ病院の受入れが決まったのだと思いきや、骨盤の褥瘡の壊死組織を取り除く治療のために転院しなければ、リハビリ病院に受入れてもらえないと言うのです。初めて聞く事実に驚きました。長い間トイレの木の床で体を圧迫して倒れていたことによる褥瘡は、5㎝に及ぶと言います。寝間着を着ているので気づきませんでした。なぜもっと早く教えてくれなかったのかと問うと、脳外科では頭の出血した血を取り除くことが専門であり、それはきれいになったので次の段階になったと言います。治療も行っていたようですが、皮膚を切り取るのに本人が痛がりうまく進まないので専門の病院に転院して、治ったらリハビリ病院に行くのがベストだと、落胆しながら説明を聞いていました。しかも、系列病院であるそこは今の病院より更に遠い場所にあります。通えるのだろうかと今の自分の体力をつい考えたら、ますます具合が悪くなり今日は39.5度の高熱が出てふつふつと寝込んでいます。私が倒れている場合じゃないのに情けなくなります。今日私の家の近くや東京寄りで他の病院がないかお聞きしましたが、専門病院は少なく満床で入れないそうです。覚悟を決めて、ご提案いただいた病院に行くしかありません。リハビリ病院は2つある内、高額な病院でしか受け入れてもらえないそうです。やっぱりなと予想通りでした。骨盤に褥瘡が酷くできるほど母は、長い時間倒れていたと考えるだけで胸が痛みます。とにかく私が元気にならねばと思います。高熱で頭がよく働きませんが、余計なことを考えなくていいのかもしれません。母が快復することだけを考えます。体力をつけることが先決です。

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