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「しのぎに草」除去


台風崩れの熱低のせいか、蒸し暑く、雨も降ってきて、「しのぎにくさ」が生い茂る。ただでさえやる気が出ない塾生の浪人生が、また「体調がすぐれない」と来なかった。それで、新しい教材を一つ創り、書架の整理をやってしまった。で、当方は、ずいぶん気が晴れたのであるが、さらにスッキリしたのは、昼に買ってきて読んだ雑誌(AERA)のせいである。冒頭のコラムで、なぜ「自粛警察」が広がるのかということについて、「上」からかかる圧力を横へ、つまり自分と同じ市民一人一人に転嫁しようとする心理が働くから、という姜尚中氏の解説はわかりやすく、この「社会パニック」の方がコロナより問題だという東浩紀氏の指摘もうなづける。全体主義の起点を知る思いだ。そして、一人一人がもっと強くなる以外に道はないと思った。そして、佐藤優氏の「池田大作研究」を読んで、マルクスの「宗教阿片説」の限界が理解できて、何かホッとした。「宗教」でこの世は救えないとは思っているが。先日の弁証法が、資本主義後のジンテーゼを語りえなかった理由もわかるような気がした。さらに、先の東氏と藤田孝典氏の会談「数値化できないリスクがある」が面白く、快哉したくなった。経済か命かを問うのでなく、ちゃんと異を唱え、「経済が停滞すれば死に直結する」弱者や、オンラインに乗り切れない人たちを視野に入れ、リスクシェアをしていく必要がある、と主唱されていたからだ。学校でも「オンライン階級」の威勢のいいこと!いまこそ頭を良くする必要があると痛感したら、「しのぎに草」なんかすぐ除去できる。

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