KEIKO KOMA Webサロン

開かれた天の扉


府中の森芸術劇場でのコンサート、金木犀の香り豊かな時に先生の音を聴ける幸せ、恵みをありがとうございました。

1日目にご一緒した方がお店にいらした時に迎賓館のオンデマンドを流していました。食い入るように見つめていたので、迎賓館のこと、先生のピアノ、先生の働きのことなどお話していました。すごく心に響く音と話していたのでCDになるかもしれないと話したら発売したら教えて下さいと話されました。
どことなく1日目のピアノの音の中に迎賓館の音色と似た何かを感じ、彼女もそう感じていました。その彼女が第一部で思わず泣いてしまったと話していて、コンサート前日が亡くなった旦那さまとの結婚記念日で旦那さまがコンサート中にいるようだったと、自分は寂しかったのだと気付いたと話され、初めて彼女の心の内に触れた気がしました。一緒に聴いてたんだよと思わずそんな気がして言葉にしていました。とても暖かいコンサートでした。

翌2日目は本当に忙しい日で、ハプニングやトラブルも多く、演奏中も何もなくはいられないような思考がいったりきたりしてしまいました。でも演奏が進むと少しずつ、大きな存在に抱かれ重なるように包まれるような幸福感に満たされました。
大和は国のまほろば…この言葉の中に言いようのない懐かしさ、ひろがる心を感じ、抜けるような空の開放感、ここの所のコンサートで感じる広がるような天の光を感じていました。天の扉が開かれたように感じ、新しい時代のはじまりに夜明けの太陽を思いました。

コンサートで感じる満ちる愛の中にいると、幸せを外側に求めるおかしさを感じてなりません。内から泉が満ちるようにただそこに在る幸せ、内から生まれるいのちに目覚めます。厳しい時代に光の芽が育つように暖かい先生の愛に包まれるような豊かなコンサートでした。ぬくもりをありがとうございました。

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芍薬の花をありがとうございます
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京都高麗屋にて