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近況報告


三日間の高校山岳部の夏山合宿(南アルプス・甲斐駒ヶ岳山系)に付き添い、翌日、連続5時間の出張授業をした。「先生はお若いですね!」と、同僚からも父兄からも言われる。山は、10人の生徒を6人の教員が引率したのだが、うち3人の教員は、途中でリタイアする始末。「岩場のような危険なところは行かせるべきでない。」などと平気で言うが、「岩場」一つ越せないでは、何のための山岳部かと思ってしまう。少年たちに、みんなでピークにいたる醍醐味と成果を与えたいだけなのだが。そういうことに「年齢」は関係ないと改めて思う。そして、この「若さ」「元気さ」は、「イダキ講座」故と確信している。
と、喜んでいたら、今日は塾生がいきなり辞めると言い出したので慌ててしまった。辞める辞めないは当方の関知外ではあるが、「そんなこれまでの信頼関係を一方的に破棄するようなことは、すべきではないのではないか。」と思わず、「説諭」してしまう。それは利害関係の点や弁明ではなく、こちらが精一杯やってきたことに自信と責任を持っているからだ。とても「わかってないなあ!」と思って、すんなり受け止める気にはならなかったのだ。「コンサート」を勧めているのに、見向きもしない知人以上に気になったのだ。かれはもう一度よく考えてみると約して帰っていったが……。

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