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詩:葉桜になりなお


葉桜になってなお

「不要不急」って、どういうこと?用事もないのに出かける人がいる
のだろうか。物見遊山のことなのか、それだって、その人にとっては
必要不可欠のことかもしれない。(言葉を正確につかいたいもの。)

 

東京赤坂8丁目の路地にハナミズキがあり、歩みを止める
もう少し先のビルで、あるサロンに参加した帰りだった
ああここにわたしの故郷があり、原点があるのだと分かり
身寄りも身過ぎのすべもなく、さすらうばかりの境遇に
ほんとうは疲れ果てて、悲しみでいっぱいだったのだと
深い心の内が見え、と同時に、もうその心配はいらぬこと
心優しい人々はいて、美しい知性と感性が沢山あるのだから
わたしも限界を突破する聖戦に参加すればいいだけのこと
そう思えて、ハナミズキを、涙とほほえみで眺めたのだった

芦屋駅南の桜並木もすっかり葉桜になってしまった
それでも何とか抒情を保とうとしているのが心にしむ
読まねばならない本が沢山あって、書きたいことも一杯ある
新しい仕事の展開のために、やるべきことは尽きない
昨日の東京のサロンから帰って、心はすっかり前向きに
東京には「故郷」があり、芦屋には「仕事場」がある
そして世界に向けて発信していく用意があり、意欲あり
ニュートンはペスト禍で大学休講中に偉大な業績を上げたとか
葉桜もハナミズキも、静かにわたしの心を支えてくれるのだし

 

新幹線は一両に3.4人。みんな「外出自粛」なんだ。
こんな時に東京へ行くなんて大丈夫?の声にこたえるために

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