KEIKO KOMA Webサロン

言葉の方から!


雨が上がって、気持ちの良い5月になったと思ったが、また、雨と風になり、しかも寒い。今日は“メーデー”なのに、季節も、労使も、ロシアも休戦しない。でも、わたしは、新しい一歩を踏み出せたようにも思う。それは、認知症の人たち対象の「国語サロン」の企画書を書き上げたことと、『日本哲学前線』という本の読書メモを作ったことによる。言葉を単にコミュニケーションの道具として使うことや、内面分析の手段として考えることから離れて、言葉への信頼と敬意をもって、表現や聞き取りの実践をしていけば、何か思いもよらぬ暗示や気づきを得られ、生きて行く力に通じるものを手にすることができるのではないかと、わたしは考えている。もしかしたら、認知症の人に、回復のきっかけをもたらしうるかもしれないし、政治家や権力者の無責任を追求できる手立てを売るかもしれないと思うのだ。「言霊」を自分の都合で期待するのでなく、ある日、天啓のように、言葉の方からやってくるものとして考えたい。

福井の知人が、ワシーリー・グロスマンの『運命と人生』を勧めてくれた。早速、芦屋の本屋に行くもなし。三宮の本店でもなし。大阪の難波店にはあるとか。明日、学校の帰りに立ち寄ろう。この小説への期待もある。だから、今日は充実している。(2022.5.1.)

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