美しい五月の一日

琵琶湖からの美しい風と光を届けて頂き、ありがとうございます。
書かせて頂くのが遅くなりましたが、4日の日に高麗神社へお参りさせて頂きました。
本当に久し振りのことです。
若光王廟にもお参りさせて頂き、聖天院がある高台から見渡した野山は、様々な色合いの新緑がどこまでも連なり、遠く淡い青色に霞む山々にいだかれる中を爽やかな風がわたって行き、鳥たちがあちこちで鳴き交わし･･その光景は今も深く胸の裡にあり続けています。以前にお伺いした時には寂寥がありましたが、このたびは未来に向かって開けていく喜び、新しく国を創って行こうとする熱情をとても感じました。
帰り道は、高麗川を渡り、涼やかなせせらぎの音を聞き、あちこちの畑に咲く鮮やかな花に目を見張り、爽やかな風と共に歩き続けました。
ある畑の一角にさしかかったとき、とても懐かしい色合いに出会って歓声を上げました。それは高麗さんが以前に東北にて好摩の地に出会われ、そこに咲き乱れていたお花と同じだったからです。お花たちと触れあっていると強い風が一瞬フーッ！と吹きわたって行き、そこに沢山の魂の存在を、沢山の魂の声を感じました。
高麗神社、若光王様の王廟、高麗の地・・その透明な光と香り、そして風は、宝物のようで忘れられません。
ずっと心に残り続ける美しい五月の一日をありがとうございました。