第ニ歩目

本日のいだきしん先生のヤマハホールでの第1部の第1音から自らの生命の最も深いところに存在する深い森の光景を感じはじまりました。いだきしん先生のコンサートで、高句麗伝説ツアーで訪れたイラン・ペルシア サーダーバードの森、ブルガリアのリラの修道院に向かう山中の森に感じた深くどこまでも静かなやさしさが心に素晴らしいひとときをいだきしん先生の奏でるピアノの音とひとつに蘇る素晴らしいひとときをありがとうございます。日本の四季とひとつであり雪解けの清らかな水の流れとともに生が始まり、最も穢れなき白き初雪とともに臥所に就くのが日本人の生と触れる瞬間があり第2部のいだきしん先生からのメッセージではっきりと分かりました。一瞬一件良さそうに見えるサイクルはみんな同じサイクルであり、向かう先は絶滅だとゾッとしましたがいだき講座を受講できた生命はそのサイクルから第一歩抜け出していることに希望を感じ、後ろ足の浸かっている世俗や慣習、過去の観念と言う名の汚泥の沼から引き抜き、第2歩目を踏み出す時が今であるとはっきりとした意志を感じ抜け出して行ける時をありがとうございます。もう迷いの時ではなくとにかく動き始めしくじったら次に同じ失敗をしたりその場で立ち止まったり、反省、後悔せず次々やって行けば良いだけとわかる喜びに満ちる今日のいだきしん先生のコンサートを心からありがとうございます。

井波 晃