KEIKO KOMA Webサロン

盛岡コンサートを終えて


第一音から、ポロリポロリと地元の女性かが吐露するような、また、語っているように感じられ、ポスターで見た岩手山の緑と青の美しい光景から川のせせらぎ、そこからカッパ、遠野、シャンシャンと鈴をつけた馬やお祭りに踊る賑わい等を連想してしまいました。しかし、ベースは女性の悲しみや、静かなる情熱で、美しく清らかな大地に生きる女性たちを想像しておりました。銀河鉄道の列車は光の新幹線のように思われ、乗車し、着座し、出発するのをワクワクしながら待っている心境でした。最初の銀河鉄道から、もう8年も経過していたとはと、驚きとともに、私はどれだけ成長したのだろうかと振り返りました。光陰矢の如しです。走り出した列車は鉄のレールから段々と宙に浮いて走りだしたように感じられました。世界中をグルグルと走ったのでしょうか、色々な国や人々を想像しながら聴き入りました。どのタイミングかは定かではありませんが、また自分の妄想で恐縮ですが、ずっと片時も離れずにあった剣をポイと捨てた自分があります。古の先祖から受け継いだ鋼の剣でした。しかし、クリスタルのような透明で金色に輝くような光の剣が新しく携えられたように感じられました。きっと背負った歴史を脱ぎ捨てたのだろうと考えます。この一連の6月のコンサートは、私に取りまして、新しい人生の始まりのように感じられます。列車は再び盛岡に戻り、大変名残惜しく、また次回に乗車する時は、自分はどれだけまた成長しているだろうかと考えながら、また成長して会いましょうと手を振って見送りました。心の中で。
素晴らしいコンサート、ありがとうございました。

田嶋利江子

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多賀城市文化センターにて-3
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迎賓館より
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ぬくもりの空間で