KEIKO KOMA Webサロン

未来創造


盛岡に到着してからなかなか姿を現してくれないという頂上をくっきり現す岩手山を見ることができ、また物語が始まるような美しい朝焼け、東京に戻ってからも雨の予報だというのに訪問先のお客様があれっていうようなお陽さまに恵まれ、心の中にずっと太陽があるかのような暖かい盛岡からの流れでした。

口伝のこと、古事記の造化三神のこと、日本人のルーツのこと、受容する日本の大地が広がっていくような先生の存在する東北での空間でした。
言葉以前の音の探求、見えない世界と見える世界をつなぐ音、改めて本音、いのちの言葉が発せられた時に先生に起きたこと、今までの世界とは何と小さい思考の枠に押し込められているのかと感じてなりませんでした。
言挙げせぬ国…とかって表現された日本の神々の世界は本質を言葉で表現することの難しさを表現されているのだと思えてなりません。ピアノの音ですら枠があると表現される先生の言葉に自然界に満ちる豊かさを改めて思いました。

西洋の神は契約神であり裁きの神というお言葉を聞いた時、神々の歴史を思いました。
特に天照大御神が男性神というお話を聞いた時に、私もそう感じるとともに大神神社のそばに祀られている桧原神社を訪れた時の事を思い出しました。
圧倒的な空間、伊勢にお移りする前の天照大神様の依り代として存在されたとよという女性の祀られている神社でした。結界がはられている聖地は何もないのに光輝いて見えました。太陽の光そのもののような清々しい空間、だから女性神と思われてきたのかなと考えつつ、先生のお話をお聞きしていました。

高麗さんのビデオ講演会では国創りの息吹を感じました。神を描かずして神を描く高句麗壁画と通じる日本の茶道、もとなるところはやはりひとつと感じました。分断される悲しみを超え、もとなるひとつに辿り着く、幣立神宮で語られる世界がひとつであった頃、新しい歴史が刻まれるはじまりを感じました。

仙台のコンサートを控え、美しい盛岡の地で先生のお話をお聞き出来ましたこと、なんとも言えない不思議な感動に包まれる今です。ありがとうございました。

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多賀城市文化センターにて
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京都高麗屋にて
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高麗屋