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新しく、これから・・・


今年の元旦も、先生のお餅つきに参加することができました。やはり新年はここから始まると気が引き締まります。先生がお餅をつく姿を拝見しながら、砧でつく音に耳を澄ましていました。自ずと自分の呼吸が砧と共にあるのです。初めはペタペタとしている音が、やがて弾むような力強い音に変わる瞬間が大好きです。新しく生まれ変わる一瞬と感じます。音と共に輝く真っ白なお餅が出来上がっていく光景を、毎年目の前で拝見できる幸せと豊かな静かな時間は、元旦の極上タイムです。その後に頂いたお餅は、一口の弾力が強く力が漲ります。先生ソフトの小豆は塩味が効いていて新しい味でした。驚きと喜びと斬新さに口元も緩みます。今年の桐箱は「これから」を頂きました。正に昨日書き込みしたタイトルと同じく、すべてはこれからです。これから・・・次に続く言葉は何になるのでしょうか。先生の美しいひらがなを眺めているだけで心がときめきます。日本語のかなの美しさに魅入ります。高麗さんにお見立て頂いたベネチアンガラスのペンダントも、正に新しい体感です。「自分が未来に向かってどう生きるか」によって選ぶものが異なると高麗さんからお聞きし、散々悩んだ結果「綺麗に生きる」と決めました。身に着けていると、まるで一本の水が流れるような清らかさと、透明感あふれる美しさ、身に着けていないような軽さに驚きます。高麗さんにお伝えすると、五女山城の石垣と同じ紫と緑の光と言われ、喜びが溢れ納得しました。高句麗魂溢れる光です。その後、先生が創られた器の一つが、まるでその場から動けなくなるかのように身に入りました。掌に抱くと私と一体化し、あたたかなぬくもりが伝わってきます。一大決心をして頂きました。ホテルに戻り、その美しい神様の杯のような大きな器に、全いコーヒーを注ぎます。唇に触れると、そのふくよかな厚みと丸みがやさしく伝わり、お浄めの杯とコーヒーに変わる瞬間を味わいました。不思議なもので、二度頂いた後に器を見ると、中心にあるピンクの花に更に白い花が咲いたかのように現れたのです。魅入ってしまいます。母のいないホテルでのツインの虚ろな広い空間が、光り輝く場と変わります。感謝では伝えきれないこの経験を必ず活かします。ありがとうございます。

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