KEIKO KOMA Webサロン

愛からの逃走


「自己によそよそしい」とのメッセージを最初にお聞きした時は自分のこととして感じていませんでした。しかしあらためてメッセージ全文を読ませていただいて振り返ると、コンサートが進むにつれ、自分の状態がまさにそういう状態だったと感じます。「他者から」や「社会から」疎外されていると感じる経験はいっぱいありましたが、「自分自身から疎外されている」、または「自分自身を疎外する」ことを考えたことはないことはないはずなのですが、正直言って昨日まではピンときてなかったのです。

一時よく流行った「期待される人間像」をまだ自分自身が持っていました。この時間まで考えていましたがやっとどういうことか見えてきました。誰に期待されるのか?と問えば自分自身だった!? そこには「成功」の2文字が浮かびます。「成功し続ける人間像」をいつからか求めていました。成功しないことを認めないのは一見、社会からの疎外のように考えますが、成功は自分の成功に特化しています。そこに無理やり屁理屈がついて「失敗からの逃走」が続いていたのだとわかります。では何が失敗なのか?成功とは?それにこだわる自分とは?曖昧な概念に拘り大切なことを忘れかけていました。

「わび」の世界からは遥か遠くにあります。不自由な枠組みを知らぬ間に自分自身で嵌めていました。「自己によそよそしい」理由がわかってきます。もしかしたら非常に稀に「現実に」見ていたかもしれない「覚えてない夢」さえ見れなくなり、愛と無縁になってしまうほどの状況を、愛を強く求めるが故につくっていました。「愛の疎外」「自己疎外」この現実から目を覚まさないと空虚な集中修行に陥るところでした。気づきの機会を創り続けていただき、心よりありがとうございます。

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