心が軽い！

歯垢が65％も残存していた一週間前に比べて、今日の歯科の診察で30％に減少していると言われ、とてもうれしかった。朝起きて一番の洗浄や、就寝前の電動歯ブラシによる手入れが功を奏したのだ。医者も驚いていた。「歯ぐきが清潔で美しくなれば、体のいろんなところも良くなりますよ。」と看護師が言葉を加える。なにかこれから先が明るくなった。

そればかりでない。月末の支払いが済み、やれやれと安堵したからかもしれない。なにより、「金がない！」と心を占めていた不安が、「金を稼ごう！」という気持ちになったこと。いや、そういう意志的なものでもない、自信のようなものに変わっていることだ。なに、これからまだまだ工夫と行動をするだけよと。

さらに、やっとだが、グロスマンの『人生と運命』第一巻をよみおえたこと。ドストエフスキーやトルストイ以上に重厚で饒舌で複雑な文章なのに、読めば読むほどロシア人の心や思いに共感でき、「自由」を希求するテーマに感動した。こんな分厚い本を読んで、心が軽くなるから不思議だ。そうか、読書も「自由」への道なのだ。（2022.8.30.））