存在

府中にて開催くださった高句麗伝説コンサートに参加させていただき、誠にありがとうございます。
経験をさせていただいた今となっては、経験させていただく前には戻れないことをよくわかります。今までのことを全て見直すどころではなく、新しい時代が開かれた今、全く新しく生きるよりないことをこの身をもって経験させていただきました。本当に90分の経験だったのかと疑ってしまうほど、あらゆる経験をさせていただいたように感じます。ある場面、ある場面と、全く違う経験をさせていただいているのに、一つの「高句麗伝説」という催しであることに疑いようはなく、このように表現させていただくことすら大変恐縮ですが、高句麗という国が、そのエネルギーが、この世に存在するということに感謝よりありません。
あまりに神聖な世界が開かれる場面では、この身は清められ、清めきることでより生きられない世界が広がっていました。経験させていただこうと思ってもできるようなことではなく、経験させていただける場を作っていただいたからこそできる経験であることを、経験させていただいたからこそわかります。今となっては、経験を活かすという方向で生きれることが何よりありがたいです。
魂が蘇るということも、空間にそのまま現れ、今この時は人間が人間になれば、あらゆる魂共に生きることができると、身体で経験させていただきました。
好太王様の詩が詠まれる場面では一気に空気が変わり、姿勢を正しました。先生の演奏が始まると、存在が立ち現れているのがハッキリとわかりました。あまりに神聖なる存在が立ち現れる場面に、圧倒され、ただその場に居ることに必死でした。この存在に出会ったなら、人間は人間になるよりないとわかります。全く新しい人生の始まりです。

大変尊い経験をさせていただき、誠にありがとうございます。