KEIKO KOMA Webサロン

存在と持続


アントレプレヌールサロンをありがとうございました。

今回のお話しの多くに頷きながら、「存在を明確にせよ」というおことばが強く心に響きました。

私自身、「環境と経済」の両立、いわゆる環境問題を中心とした「持続可能な開発」をライフワークとして志してから20年余が経ちましたが、存在の明確化という意味ではまだまだ不十分と感じております。自分だからこそできることを現在も模索中だからです。幸いにして志は持続しているので、現在もこの方向で継続して動いています。

持続可能な社会の実現には、「人間の命がそのままが持続する」、すなわち「内面豊かに持続する」というお話しに大きく頷きました。私自身、学生の頃にバックパックを背負ってアジア数か国を旅して以来、学問と仕事を通して一般的に「開発途上国」と呼ばれる諸国の貧困削減を含めた環境問題からの「持続可能な開発」をテーマに研究・活動をしてきましたが、見えてくるものは、開発によって社会的弱者と呼ばれる人々が虐げられ、自然環境が破壊される「人間の限界」ばかりでした。そして、そこには、諸国内の社会構造に加え、一般的に「先進国」と呼ばれる国々の利権が大きく関与する二重構造の現実がありました。そのため、人間は地球にとってはむしろ不要な存在なのではないかと、人間の滅亡を望む気持ちだけが確固たるものになっていきました。

そのような国内・国際社会における支配構造を背景に、仕事でアフリカに行った際に転機が訪れました。自然破壊の現場を目の当たりにし、環境技術者としての個人の限界にも直面したのです。雇われの身であることに加え、解決のために提案できる内容も制度的な枠組みの中で予め決められたことに限定されることから、人間社会の構造的な自然破壊を目の前に、為すすべが見いだせませんでした。その時初めて、地球の環境は「間に合わない」と直感したのです。

通常であれば、この時点で現実に絶望し、志半ばで道を諦めていたものと推測されます。しかし、幸いにして、それまでに運命が解放されていた私の命は、その後の講座やコンサート、個人面談や講演会を通じて、存在や内面豊かに生きることをもとに新たな方向性を見出すことができ、現在は、環境配慮型の農業での起業を目指すというリスタートを切ることができました。特に、これまでに私の魂を大きく揺さぶったお話し・メッセージは、「本来、地球上において人間は素晴らしい存在であること」、「人間の命が自然を綺麗にしていくこと」であり、結果として、人間が命輝き健康で生きることが地球環境の未来を拓くことであると、それまでの考えを180度転換するに至りました。

自分の存在を問うことは今後も続きますが、自分を含めた人間の幸せや地球環境の未来を考える状態に現在あることに、心より感謝をいたします。

ありがとうございます。

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南昌荘にて