奇跡が奇跡を呼ぶ

土曜日に待ちに待ったリンパ浮腫専門医の診療を受けてきました。ドキドキしながら、月1度しか受診できない先生を待合室で待っていると、先日お世話になった特別チームの看護師さんが肩をたたきに来て下さり、お顔を見ただけで不安な気持ちが吹き飛びました。先月に私が電話をした話を受け、急遽対応した方がいいと判断された2人の女性は、普段は別の病院に勤務されています。月1度、この先生が診療される時に特別チームとして集まるのです。そのお2人に見守られながら、初めてお会いした若い男性の先生は写真通りの方でした。とても格好良くて、リンパ浮腫治療の先駆者として世界中で活動を行っていらっしゃいます。私の足を一目見るなり、急激な悪化によるものなので猶予はないと判断され、来月左足の手術を受けることになりました。明瞭な説明は大変分かりやすく、何よりも嬉しかったのは浮腫んだ私の左足を、あたたかい手でずっと触れながら、目を見て話してくれたことです。生きているリンパ管と静脈をつなぐ手術は、これ以上悪化して足が肥大化し手遅れにならない為のものであり、決して足が元に戻り細くなるものではないと、はっきり告げられました。手術をしたら治ると誤解する方が多いそうですが、漏れたリンパ液に脂肪がつき始めているので元には戻らないと聞いて、涙が思わず溢れました。ですが、目の前にいらっしゃるこの先生に、すべてをお任せすると決めました。4つの病院を診療される多忙な先生は、私がもし他の病院に行っていたら手術は11月でないと受けられなかったとお聞きし、感謝の涙が溢れます。5月に症状が現れ2つの病院から「対応はない」と言われ、絶望から諦めきれずに見つけた偶然の導きは、2人の看護師さんの配慮で先にお会いすることができました。この時の適切な判断と対応が功をなしたと、先生からお聞きし更に涙が溢れます。奇跡的な出会いは、奇跡を呼び最短な手術へと導いて下さりました。そして手術前にコンサート、講座が立て続けにあり、手術翌日はアントレプレヌールサロンもあり、いだきしん先生にお会いできることが何よりも心強いです。先生にお会いし、いだきを受講させて頂き、運が強く恵まれた人生に感謝いたします。ありがとうございます。