KEIKO KOMA Webサロン

今だからこそ


迎賓館でのコンサートは、特別なピアノで先生が世界に発信する特別な場なのだと、この度も経験させて頂きました。京都コンサートホールでの経験を踏まえた迎賓館でのピアノの音は、どこまでも体の奥深くに入り込み、揺さぶり続けます。曖昧であることは一切受け付けない、逃げも隠れもできない真っ向からの真剣勝負の場です。たじろぐことすらできない場に身を置いていました。それでいて、どこまでも限りなくやさしく包み込んでくれるのです。休憩後に先生がお話しされた専制政治と民主主義との戦いは、なぜそんなことが極一部の人間の為に、多くの普通に暮らす人たちの命まで奪われなくてはならないのかと考えます。そうでありながら第二部では情けないことに、いつの間にか違うことに気を取られていくのです。中心からブレて、どんどんぼやけていくのです。頭も霞がかったように、白くぼんやりとしていました。焦る気持ちと裏腹に、頭がぼやけたままピアノの音が止みました。このままでは、とてもじゃないけれど帰れないとの思いを、先生がくみ取って下さりました。アンコールの第一音から、頭の霞が吹き飛ばされます。何もかもが鮮明になった視界の中で、演奏が終わり感謝しかありません。高麗さんが最後に仰った、「一人一人が何をすべきか見えた」との言葉が、強く心に響きます。帰宅後に見たニュースで、ロシア軍がウクライナの原発施設を攻撃したと知りました。更に北朝鮮の弾道ミサイルの報道と続き、緊張が走ります。ですが、余計な緊張と不安は、恐怖につながるだけです。今までのことはもちろん、「ジェンダーをめぐって」アントレプレヌールサロン、京都コンサート、迎賓館コンサートと、立て続けに先生が行って下さっていることをよく理解することが必要と、頭を切り替える朝です。先生が仰った、「コンサートで命が経験し、高麗さんの書込みでメッセージを言葉で分かり、更にオンデマンドで追体験をする」との言葉通りです。今まで以上に、コンサートのオンデマンド配信が何よりありがたく、ありがとうございます。

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結工房にて
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三鷹市芸術文化センター 風のホールにて
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バリ封されていてもお客様です。