お互いのリズム
先生は必ず有言実行されます。先生だから当たり前とかでなく、昨夜ほどすごいと感じたことはありません。ノンペダルでピアノを弾き続けること。更に「今日は、身体内に閉じ込めて消えかかったリズムを弾きます。」とのメッセージに驚きを隠せませんでした。初めて身体内に届くピアノの音は不思議でした。なぜか子供の頃の日常生活が浮かび続けました。父と泳ぐ海やプール。砂浜で頬張る母の手作りのお弁当。新聞紙を広げて縁側で食べる真っ赤なスイカ。庭先の朝顔。夏休み中の日常生活が活き活きと色づき、息遣いが聴こえます。身体内から蘇るリズムが共にありました。涙が出るほど懐かしく、あたたかく、幸せに満ちています。改めて先生のお姿を見つめ、身体内のリズムと共にいました。第二部の看護婦さんとのメッセージは、胸が震え涙が込み上げました。人を雑に扱う雑なリズム。思い当たることばかりです。初めて先生のコンサートに参加を決めてくださった方と、一緒に電車で帰りました。途中の沈黙の間がありましたが、苦ではありませんでした。何かに気を遣い、間を埋める必要なんかないのだと自ずとわかっていました。お互いのリズムがあること。大きな経験です。ありがとうございます。
