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「生死窮達は問うにも足らぬ」


はじめピアノの音に聴き入っていたら、それが止まった! 換気扇の音が邪魔だったようだ。そして、また異次元が始まり、わたしは、自分の鈍感さと軽率さと不明とを知った。この場がとても厳粛で、かつ寛容で、かつ鋭敏なことを知った。「お前はどこに来ているのか、”いだき”なんだぞ。世界どこにもない究極の救済、人間性の復活、未知の領域に巡り会えているんだぞ!」という思いが、してお話を聞いているうちに、「三つの問題」は解消されていた。年を行けば行くほど豊かな生活を実践しているのだし、「言葉の力」について、考察を深めているのだし、専門家がエビデンスに基づかないで政治的発言をする愚を知ったのだから。行きの車中で、リルケが、自分の詩について、いいものかわたしに尋ねるのはよくない、ほんとうに書かずに入られないものを書きなさい、と言ってることを知ったのもあるが、自分で考えねばならないと思った。それでも先生が発言を仕向けてくれたことがうれしかった。意欲が湧いた。明日、琵琶湖のコンサート、とても余裕がなく行けないと思っていたが、急に行こうと思った。ちょうど隣にOさんが座っていたのも偶然ではなかった。帰途、寺田露伴の『渋沢栄一伝』を読んでいたら、この「生死窮達は問うにも足らぬ」が強く胸に残った。ありがとうございます。

 

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