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「国創りの風」に背中を押され…


盛岡に向かう一昨晩、玄関を出て車に乗ろうとした瞬間、一陣の風が起こり、盛岡へ行くことを後押ししてくれていると感じ心強く「国創りの風」と呟いていました。何度か比叡山の工房で高麗さんと「国創りの風」を経験した時、教えて戴き生命は覚えていたのです。

6月に入ってから親指から手首にかけて、時折激痛が走る様になり、先日整形外科を受診すると「腱鞘炎」と診断されました。「小手先でやってるから」と医師に言われ、何故か生き方を指摘された様に感じドキッとしました。治療と言っても今までの癖を変えていくよりないとのことで、身体の使い方の癖をわかって変えるよりないです。家事をしていても痛くて思うように出来ません。今後、手が使えないと仕事も出来なくなるという不安から守りに入ってしまい、頭が働かず止まっていました。こんな状態が先生に負担をかけていることを迎賓館コンサートの時のお話しや高麗さんのビデオ講演会でお聞きし、何とかしたい気持ちで盛岡に向かったのです。ライブ配信で参加させて戴きました迎賓館コンサートで、突然ある瞬間から音が頭の中に一音一音、球を投げ込まれる様に入ってきて球でいっぱいになると、次には宇宙に浮かんでいました。何とも心地良く不思議な経験でした。「ノンペダル」のお話しを伺い、その音であることを知り先生があの手この手で表現してくださり、先生の生命を使って「人間とは」を経験させて戴ける機会を与えて戴き、先生に報いていくには早くわかって人間になるよりありません。昨日の盛岡コンサートで頭に入って来る音の時、つい先生の足元を見てしまいペダルを踏んでいないことを確認している自分に、こうやって教わったことで対象化して見てどんどん疎外していくんだと思い知ります。第1部のコンサートメッセージに銀河鉄道が登場されうれしく、「人間の生命は宇宙より広い」と以前先生がルーマニアでの記者会見で仰られたお言葉を想起する生命宇宙の物語をお聞きしている様なメッセージに、演奏が愉しみで一音を待ちました。生み出される一音一音に、またもや自分がイメージした世界なんて妄想なのだとわかり、イメージに先生の音を嵌め込もうとしている状態がわかります。まさに「疎外」する状態です。手の痛みにばかり気を取られ、頭はストップして元気が出るはずもなく、それでもコンサート前に高麗さんが東北センターで開催してくださった展示会に足を運び、今回は高麗さんにティーシャツをお見立て戴き、そのマーブリング模様に自己を取り戻し元気が出てきました。展示会場で高麗さんを感じると果てなく広がる宇宙の様でありました。宇宙の生まれる3段階前の世界で生きるってこういう感じなのかと、その高麗さんが染められるマーブリングだからこそ、この様な模様が映し出されることに合点するのです。

第2部のコンサートメッセージも先生のお言葉がとても心に響くのです。「困難にもめげず、社会的危機感を互いに共有し、力強く進み、明るい未来を創るのが愛です。」というメッセージに、手が痛いことくらいでへこたれている状態では先はつくれない、身体の使い方を考え改善することに気持ちが切り替わりました。偶然、後ろの席に座っていた方が、施術をされる方でしたので終演後いろいろとお聞きすると、この数年のことで腱鞘炎になったのではなく、30年間の検査の仕事が影響していることを知り驚きました。試験管を振り続けて手先ばかりでする仕事は、身体全体を動かすことなく何十年間も来てしまった結果が今、先生の連続コンサートを経験させて戴き、生命、身体に負担がかかっていることが吹き出しているのを知り、この度の6月連続コンサートに身を運ぶことで生命助けて戴いていることをわかりました。日頃の生き方を具体的に変えていくのは自分です。言葉のこと、文章の書き方のことなど、あらゆることを先生が具体的に教えてくださっているのにやって来なかったことも明白になり、今日が6月連続コンサートの最後になりますが、全く新しい人間になってスタートです。先生、ありがとうございます。高麗さん、ありがとうございます。

この度は仙台で途中下車して、高麗屋さんによって来れました。ランチのサラダがとっても美味しく、母に作ってあげたいと感じました。何でも工夫して自分でやってみることが愉しみです。やってもらう生き方から、自分でやる生き方に変わって来たことに気づく時、先生のお言葉が原点にあることに感謝よりありません。ありがとうございます。

 

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