「人生万事塞翁が馬」

今年は明日までが一学期。（8/17から2学期）そして、コロナ禍で、いつもの年の夏ではない感じ。酷暑はひどく熱中症も侮れない。「先生、目が死んでますよ。」と柔道部の元気坊主に指摘される。睡眠と休養と食事に気は付けているが、疲れはたまり、仕事ははかどらない。そのうえ、PCまで不具合に。期末試験後、この妙な期間に、高校二年生には、漢文「塞翁が馬」をやった。声で訓読していると、勉強しているような気分になる。割とみんな熱心に取り組む。そして、この教訓譚を知って、喜んでいる。「ピンチはチャンスにつながるんだと、改めて分かった。」などと。わたしは、事件や事象を、どうとらえて、前向きに生きていくか、人為的に考えていくべきで、運命が勝手に禍福を入れ替えていくというようには読ませたくないのだが……。「運命」は動かせないのでなく、「いだき」では、根源的に解除の道を歩めるのだ。10日の府中のコンサートには参加するつもり。