封印された神顕れる時 びわ湖高句麗伝説

圧倒的な素晴らしい舞台、覆いを解かれた神の圧倒的な存在感、すべてを呼び起こし、すべてを溶かし、得難い経験でした。素晴らしい経験をどのような言葉で表現したら良いか分かりません。素晴らしい時をありがとうございました。

月光照らす夜の川面、月光が心に染み入り心の奥深くがどんどんひらいていきました。龍神が舞い、白い空間がどこまでも果てなく中心からどんどん広がっていきました。

先生の音が胸の奥へ奥へと、まるで底まで辿り着いたように入ってくると、胸の底と感じる部分へとたくさんの何かが吸い寄せられていきました。それは体の中心を通って、胸の中心からどんどん空間へと解放されていくようでした。その勢いに合わせて先生の太鼓が鳴り響き、自分の体も膨張するような、痺れるような体感に合わせて意識が拡大していきました。天から雷が落ちるような感覚ではなく、大地の底から吹き出すような体感は初めてで、やはり封印された神が表に顕れたのだと感じました。

圧倒的な解放感、躍動感で、続くギターの音色は心に響き迫るようで、東北の高句麗伝説そのものが、まるで高句麗の建国の時を体験させて頂いているような感覚だったので、東明王様の詩では胸が疼くようでした。サックスでは音と溶け合い、心満たされて幸せで一杯でした。

フィナーレの奈良ではどんな展開になるのか、新しい奈良が本当に楽しみです。至高なる舞台をありがとうございました。