ただ、幸せ

帰り道、思わず駆け寄り「あなた、かわいいね」と話しかけた、小さな黄色い花に笑みがこぼれます。ふっと反対側の道に渡りたくなり、見上げれば大きな紫陽花が夜空に傘のように咲いています。初めて見る下から見上げた紫陽花の美しさは、まるで違う生き物のようで、しばし見惚れていました。なぜでしょう、歩いているだけでこんなに幸せなのは。やさしい空間に包まれ、そっとやさしく風が吹きます。甘い香りが漂い、白く輝く美しいくちなしの花が目の前に佇んでいました。いつもの道なのに、今日は不思議と家に帰れば、ベランダから眺めた夜空に驚きました。夜だというのに、ミルキィオレンジの大きな雲が浮かび上がり、月が幾筋もの光矢を放ち、地上の明かりとひとつとなり照らしていました。思わずここはどこかとベランダを見渡して確認してしまった程、別世界の光景でした。今日となりましたが、府中のコンサートは既に始まっているのでしょうか。この書込みも2回書いては消えてしまい、やっと3回目で書き込んでいます。ただ、幸せであることに感謝しつつ、府中に向かわせて頂きます。よろしくお願いします。