生命の反応
先生のコンサートメッセージは、いつもすごいです。すごいとしか表せないことが、もどかしいですが、すごいです。未だ言葉にもならない今の状態を表してくださり、更にその先へ、未来へ向かう生命の経験をしました。冒頭のピアノの音の中で、「さびしい」と不意に言葉が生まれました。何がさびしいのかと考えましたが、わかりませんでした。その時、今日の第一部のメッセージ「まだ名のないほうへ」を思い出しました。「言葉にできたものは、本体そのものではありません。」つい今しがた、お聴きしたばかりなのに頭で解釈しようとしていました。そう気づいたら、余計な被さったものがものすごい勢いで祓われるようにめくれていきました。私の生命は、先生のピアノの一音一音に反応していました。そのまま生きることを経験しました。
第二部のメッセージをお聴きして驚きました。正に第一部で経験させていただいたことでした。「そこで生まれたものを観念にもどさないで実際に生きるということです。」今までも、何とか言葉にしようと頭で解釈して頑張ってきたのです。「未来とは、どこかからやってくるものではなく、今、生まれたものを生きることからはじまるのかもしれません。」「生まれたほうへ」なんてことでしょう。コンサートのこの数時間で、今まで繰り返しやってきた自分のことがわかり、未来に向かっていける経験は、先生のコンサートならではです。大変申し訳ありませんでした。ずっと長い間、数えきれない程のコンサートを経験させていただきながら、今程わかったことはありません。
会場の外に出ると、美しい大きなお月様の姿がありました。先月のコンサートの時も同じように、左手にお月様と大きな鳥居を眺めながら歩いたことを思い出しました。歴史的な美しい光景と共に歩きながら、思わず手を合わせ頭を下げました。吹く風は何を伝えているのでしょうか。ニュースでは、石川県と富山県の大雨特別警報を伝えています。何が起こるかわからない今です。だからこそ、今を生きることをコンサートで伝え続けてくださり、ありがとうございます。
