KEIKO KOMA Webサロン


たくさんの愛をありがとうございます。
12日の府中でのコンサートの最中にそう言葉になりました。
子供の頃からずっと今に至るまで、出会ってきた人達のことが浮かびあがりました。
両親、妹、祖父母、学校では先生や友達、上京してからは孤独といっても職場に行けば周りに人がいて、下宿では隣の部屋に人が居て大家さんが居て・・というふうに周りにはいつも必ず人が居ました。調和、不調和等があっても人との係わりがあり、毎日が過ぎていました。
人だけでなく動物たちもいました。家の周りには自然もありました。家で飼っていた犬、うさぎ、小鳥、家の庭には蝶々や昆虫たちもいました。近所の用水路には小さな魚や蛙もいました。遠くの田んぼからきこえてくる蛙の大合唱をまどろむ耳に聴きながら眠りにつきました。

過去となって遠くへ流れ去り失われてしまったと悲しく思っていたことが、コンサートの最中に次々と浮かび上がってきて私の身体の中にどんどん戻ってきました。色彩を取り戻し、温かさを取り戻し、匂いや香りや空気を取り戻し、どんどん私の身体の中に流入してくるのでした。そして、私自身がその世界の中に初めて生きて入って行ってそれを発見しました。そして私はその中で生き始めました。

生きるなかで必ず周りに人がいることは、あたりまえなのに、コンサートの中でそれがあたりまえには感じられなくなり、とても深く心身に滲みてきました。人がいるところには心があって、出会いがあり、心と心の交流があって、温もりが生まれ、人は生きています。

どんなかすかな細い線であっても
すべてはつながっている
自分が生きて 
人とつながる存在の花・・・

コンサートの最中に、高麗さんの「出会い」の詩の一節が急に心に浮かびました。そしてページに添えられた小さな白い花の写真も一緒に心に浮かびました。
胸の中心にもやわらかい白い花のつぼみがあらわれて、先生の一音一音ごとに そっと花びらが開いていく感じがやわらかくて、やさしかったです。

ああ生きているとはこういうことなのか・・、今までなんて自分勝手で粗末にあつかってきたのだろう・・
申し訳ありませんでした。それなのに、有り余るほどたくさんの愛をいっぱいいっぱい戴いてきたから生きてこれました・・本当にありがとう・・。知らずに胸が震えて涙が流れてきました。

コンサートの翌日は久し振りに神代植物公園と深大寺に行き、色とりどりの紫陽花を見たり、深大寺にお参りをして、帰りにお団子屋さんでお団子を食べました。お土産屋さんの軒先の硝子の風鈴が風にそよいで微かに鳴る音色がやさしくて、賑わい行き交う人々の声とともに、遠い昔の子供の頃の夏のはじまりの愉しさ、季節の香りがよみがえり、深大寺でお団子を食べる今の私の身体の中で溶け合い、そこから未来への道が吹く風に導かれるようにして延びていきました。

固くてほどけないと思っていた結び目が、次々とほぐれて、ほどけて、ほどけたところにすーっと風が通っていくと、
急に心がひらけて、今まで見えていなかったものが見えるようになる・・感じられなかったことが感じられるようになる・・
人間としてこれほどの喜びはありません。

たくさんの愛を、今日もありがとうございます。

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